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好奇心の敵は慣れ

今日のおすすめの一冊は、加藤敏徳(としのり)氏の『1万人の脳を見た名医が教える 好奇心脳』(プレジデント社)です。その中から「失われた好奇心」という題でブログを書きました。

本書の中に『好奇心の敵は「慣れ」』という題でブログを書きました。

好奇心の芽生えと脳の成長を妨げるいちばんの敵は「慣れ」です(「マンネリ化」といってもいいかもしれません)。 「慣れ」に任せた日々を送っていると、新奇性も驚きもなく、自動化された脳が勝手に動くだけになってしまいます。

そのため、「好奇心」が芽生えることもなく、脳に新たな刺激を与えることもできません。すると当然のことながら、使っていない脳エリア=脳の枝ぶりを伸ばす ことができず、結果として脳は成長することができません。 まずは、毎日の生活の中から「慣れ」を排除していきましょう。

「いつも同じことをしているなあ」と感じることがあれば(思い当たる方は少なくないはずです)、少し違った方法でやってみる、今まで経験したことのない新しいことに挑戦してみる――。 これが「脱・自動化」。 

その結果が新たな「好奇心」の芽生え、脳の成長につながっていくのです。 現代脳科学が私たちに教えてくれることは、「人間は、脳が一生成長するような生き方ができる」ということであり、その極意は、湧き上がる「好奇心」に従って、さまざまなことを見たり聞いたり、経験したりすること。

「好奇心」を「チャンス」と捉えて逃さずにチャレンジ する、ということなのです。「好奇心」は、誰かがプレゼントしてくれたり、届けてくれるものではありません。また、他 人に強要されるものでもありません。 

「好奇心のタネ」は、自分自身で見つけ、育てなければ意味がないのです。 好奇心を持って日々を送ることは、脳を成長させて(「脳の枝ぶり」を伸ばして)、もの忘れや認知症予防になるだけでなく、全身の老化防止にもつながりますから、こんなに“いいこと" はありません。りっぱな枝ぶりの先には、きれいな花が咲くということですね。 

人生100年時代。45歳を過ぎてこそ、「人生まだまだこれから」と自分で自分に言い聞か せ、〝自分の脳を成長させる"という意識を持って、好奇心旺盛に常に新しいチャレンジをする。こうした日々を送ることによって、右肩上がりに成長する脳を手に入れることは十分可能です。

◆堀田秀吾(ほったしゅうご)氏は、「新しいこと」についてこう語る。(世界の研究101から導いた 科学的に運気を上げる方法・飛鳥新社)より


リスクがあっても、恐れずに新しいチャレンジができる性質を「新規探索性」といいます。だから、できるだけ、意識的に 「新しいものに飛びつく」のが、ラッキーアクションになるのです。

そして、コンビニや行きつけの飲食店などで、新商品・新メニューを見つけたら、とりあえず試してみる。ChatGPTのような、無料で使える話題のものが登場したら、とりあえず試してみる。そんな意識を持ち、習慣化できれば、生まれつき慎重な方でも、それはそれとして、「自分はチャレンジを恐れない人間だ」と脳を騙せます。

さらに、慎重な性格でも、「チャレンジするほうが成功しやすい」と理解し、信じられれば、よりよい人生のために勇気を出すこともできるはずです。

「新しい」というキーワードは大事だ。「慣れ」の真逆にある言葉だからだ。年を重ねれば重ねるほと、なにかしら「新しい」ことにチャレンジする意欲が大切。

「新しいことを習う」「新しい映画やドラマを見る」「新しい道具を買ってみる」「新しい携帯やガジェットを買う」「新しいところに行ってみる」「新しい本を読む」「新しい人と会う」「新しいコミュニティに参加してみる」「新しい話を聞いてみる」・・・。

「好奇心の敵は慣れ」
いくつになっても、常に、新しいことに関心がある人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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