先の先を読むための読書法
今日のおすすめの一冊は、藤野英人氏の『先の先を読む思考法』(クロスメディア・パブリッシング)です。その中から「アンラーニングとは」という題でブログを書きました。
本書の中に「先の先を読むための読書法」という心に響く一節がありました。
「先の先」を読むためには、経験値を幅広く貯めることが大切です。 経験値の貯め方に秘策はなく、やはり何事も自分でトライ する必要があります。 投資をしてみる、副業に挑戦してみる、社会人大学院に通ってみる、講演会に参加して人の話を聞いてみるなど、ビジネスパー ソンとしてできることはたくさんあります。
もちろん、経験値を貯めるためには本を読むことも大いに役立ちます。 文化庁の平成30年度「国語に関する世論調査」によれば、1ヵ月にだいたい何冊の本を読むかを尋ねた設問で、「読まない」と答えた人が47.3%で、「1.2冊」が37.6%、「3、4冊」が8.6%、「5、6冊」と 「7冊以上」がそれぞれ3.2%となっており、本を読まないという人がおよそ半数を占めています。
もしみなさんが、月に1冊でも本を読めば年間で12冊、20年では240冊。週に1冊読めれば年に52冊、20年間ではおよそ1000冊になります。それだけの本を読んだ人と読んでいない人とで、「先の先」を読む力に大きな差がつくのは明らかでしょう。
私自身は月に30冊ほどの本を買います。そのうち全部読むのは5,6冊で、あとはパラパラと眺めています。読書を続けていて思うのは、一見、関係なさそうな知識がさまざまなところでアナロジーとして出てくることです。
趣味で読んだものが仕事に生きることも少なくありません。 仕事に関わるものを勉強するつもりで読むだけでなく、興味の赴くままに本を読むことが、結果的に思わぬところで役に立ったりするのです。
アナロジーとは、ある事象をもとに、他の知らない事象をおしはかって考えることです。つまり、そのことにより、スティーブジョブズのいう「点と点がつながる」現象が起きるということです。
先の先を読む力をつけるため、読書習慣を身につけたいと思います。
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