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悪いニュースはスルーする

今日のおすすめの一冊は、ゆうきゆう氏の『ズルい心理学大全』(西東社)です。その中から「背筋を伸ばす」という題でブログを書きました。

本書の中に「悪いニュースはスルーする」という心に響く文章がありました。

《気分で見るものが変わり、見るもので気分が変わる》 

アメリカの心理学者イサコヴィッ ツはこんな実験を行っています。まず、被験者を楽観的な人と悲観的な人にグループ分けをし、彼らに多数のスライド写真を見せました。

すると、悲観的な人は不快な写真を長く見つめる傾向があったのに対して、楽観的な人は不快な写真をあまり見ないことがわかりました。 

人は、気分や感情に合った情報に 目を向けやすいところがあり、これを「気分一致効果」といいます。同じものを見ても、注目している部分が異なることはよくあります。 悪いことやネガティブな情報ばかりが目につくときは、気持ちがマイナスに傾いていると考えられます。 

そんなときは「見てもしょうがない」 と考え、別のことをして気を紛らわすことをおすすめします。 オックスフォード大学の研究などでは、ポジティブなものを見るようにしていると楽観的思考に変わっていくことも示されています。

つまり、 不快なものを見ないから楽観的でいられ、不快なものを見るから悲観的になると考えることもできます。 見るもの次第で気分も上がるなら、意識して取り入れたいですね。

『気分一致効果』
気分や感情によって認知が影響されること。 ポジティブな気分のときはポジティブなものが目につきやすく、ネガティブな気分のときはネガティブなものが目につきやすい。

◆新聞やマスコミは基本的に特殊な事例を掲載したり取り上げる。よく言われることが「犬が人間を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛めばニュースになる」と。

そして、特殊な事例のほとんどが、バッドニュース(悪いニュース)だ。だから新聞を読むと、世の中は悪いことだらけ、ひどいことが充満していると思ってしまう。

「悪いニュースはスルーする」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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