いばっちゃいけない、 なめられちゃいけない
今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『斎藤一人 お金の神様に好かれる人のスゴい口ぐせ』(宝島社)です。その中から「面白いことが起きたぞ」という題でブログを書きました。
本書の中から「いばっちゃいけない、 なめられちゃいけない」という素敵な話がありました。
心がやさしい人って、最大の欠点が他人から「なめられやすい」ということなんです。 特に、会社でなめられると、仕事自体がイヤになってしまいます。 上司になめられて毎日罵声を浴びせられる、部下になめられて余計な仕事をさせられる、取引先の相手に商品の価格を下げられる。
なめられると、 いいことって起こらないんです。 もちろん、仕事だけじゃない。たとえば、旦那さんになめられて、事あるごとになぐられる奥さんがいます。また、小学生のお子さんで、同級生になめられて、いじめを受けているという場合もあるでしょう。 こうしたさまざまなケースをいっぺんに救うことのできる魔法の口ぐせ があるんです。
それが、 『いばっちゃいけない、 なめられちゃいけない。』
この言葉を自分に向かって、何度も言ってください。一日100回でもいい、続けてみる。すると、ある回数を超えたとき、スゴいことが起こります。 どうすればなめられないですむか、具体的な方法が頭に浮かぶんです。
なぜかというとね、人間の脳は、発する言葉に対して、現実に合わせるような方法を見つけだすようにできているからです。「いばっちゃいけない、 なめられちゃいけない」と言うたびに、脳の中がグルングルンと回転して、 なめられない方法を探しだすんです。
上司に罵声を浴びせられている人は「実力をつける」という方法を思いつくかもしれない。部下になめられている人は「部下に仕事を任せ、手伝わない」という方法を考えるかもしれない。旦那さんになぐられていた奥さんは、「子どもを連れて家を出る」という決意をするかもしれない。
とにかく、この魔法の口ぐせを言っていると、その人にとってベストな 解決方法を思いつくんです。 そして、この「なめられちゃいけない」には、枕詞(まくらことば)がついています。 それが「いばっちゃいけない」です。 どんなに偉くなっても、いばらないでいること。いばらなければ、人はついてきます。部下を持ったり、教える立場になったときは、この言葉を 忘れないことだよ。
斎藤一人さんの言葉には素敵なものがたくさんありますが、その中でもこの「いばっちゃいけない、 なめられちゃいけない」は他のだれもが言わない、実践的で特別に素敵な言葉だと思います。
多く人は「いい人になろう」ということは教えてくれます。その結果、いい人過ぎて、「なめられてしまう人」になりやすいのも事実です。なぜなら、それにつけこむ悪い人って世の中にはいるからです。だから、「はい、はい」とニコニコして、反論もしてこないいい人は絶好の餌食です。
真の意味で「いい人」は絶対になめられません。つけ入るスキがないのです。普段ニコニコしていても、ヘンなことを言ったらピシッと反撃されそうな雰囲気を持っています。つまり、本当に優しい人には、強さがあるのです。
それは、ある面での「狂気」かもしれません。「こいつは弱そうだけど、もし、いじめたら、気が狂ったように反撃してくる」というような匂いがあるのです。
人は、なめられたとたん、その力関係がずっと続きます。何年たっても、それは変わりませんから、自分がかなり成長したとしても、なめられっぱなしになってしまうのです。だからこそ、「こいつ、ちょっと違った次元に行っちゃったな」と思わせる「狂気」をここぞというときに出すのも必要です。
そして同時に、そうなった(なめられなくなった)ときに、大事なのが「いばっちゃいけない」ということです。威張っている人は必ず「マウンティング」をします。それが、いじめにつながったりするのです。いばらない人は誰からも好かれます。
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