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肩書きは、 たくさんあるほうが面白い

今日のおすすめの一冊は、堀江貴文氏の『やりきる力』(Gakken)です。その中から『他にはない「レアな価値」を生み出せ』という題でブログを書きました。

本書の中に「肩書きは、 たくさんあるほうが面白い」という興味深い一節がありました。

【これからは、「仕事を1本に絞る人」が少数派になっていく】《ひとつの稼ぎ方に こだわるな!》

 最近は、YouTubeなどのSNSで、「Q&A」が流行している。かくいう僕も、どんな質問にも即答できるよう常日頃からトレーニングしているつもりだが、「堀江貴文さんって、何をしている人なんですか?」という質問は、割と困る。

僕の著書を読んだり、多少なりとも発言に触れている人はそんな質問はしないけれど、特に接点のない若者に、ひょんな場で会ったりすると聞かれることがある。 

普通の大人なら、○○というビジネスを手掛けていますとか、△△という企業に勤めていますとか適当に言えるのだろうけど、僕の場合、やっていることが多すぎて、すぐには答えられない。 

いま思いつくだけでも宇宙事業、飲食ビジネス、コンサルタント、予防医療、オンラインサロン主宰、通信制高校の主宰、投資家、店舗経営、メルマガ執筆、YouTuber、作家、アプリのプロデュース、ミュージカルのプロデュース、舞台役者、アーティスト ......と、挙げていたらキリがない。しかも今後、減らすどころか、手掛ける仕事は増えていくと思う。

こういう質問をしてくる人には、逆に「何をしているのか、決まってなくちゃ ダメですか?」と聞きたい気持ちだ。 質問する側は、相手が「何をしているのか」を知ることで属性を把握し、コミュニケー ションに活かしたいのだろう。だが、そんなやりとりは不毛とまでは言わないけれど、まったくもって古い! と主張したい。

誰だって、ひとつの仕事にこだわる必要のない時代だ。 ネットをフル活用して自分の力で稼ぐ方法が、世の中にはあふれている。これからの時代には、仕事を1本に絞っている人のほうが少数派になっていくだろう。 

副業は、いまや政府レベルで推奨されており、仕事は、いくつも同時に手掛けるのが当たり前になる。僕のように、何をしているのか本人にもすぐには説明できないような、多動力型のビジネスパーソンが、これからの社会では主役になるのだ。 

何の仕事をしているかなんて、どうでもいい。むしろこれからの時代は、仕事をひと言で言い表せてしまうことに、違和感を覚えてほしいくらいだ。 いまこの瞬間、何に夢中になっているのか? こそが、重要な評価基準だ。

本田圭佑さんは、サッカー選手としてだけでなく、投資事業やビジネス創出を手掛け、 多くの人に仕事を与えた。西野亮廣さんは、映画「えんとつ町のプペル』を成功させた。 彼の肩書きには堂々と「映画作家」が加えられる。彼らのような才人が、もし本業1本だけに集中していたとしたら、つまらない世の中だったのではないか。本田さんや西野さんが行動しまくってくれたおかげで笑顔を得られた人たちの数は、ひとつの市町村ぐらいでは収まらないだろう。

ひとつの稼ぎ方にこだわらず、思いついたビジネスを乱れ打っていこう! やりきっていけば、支持してくれる味方が増えて、さらに稼げるようになる。そのうちにそれはひとつのサイクルとなり、さらに大きなサイクルへと成長していくはずだ。

自分自身の肩書きを増やすのも面白いが、自分が事業をやっているなら、面白い肩書きを持っている人たちを何人も雇用したり、コラボしたりして協業する(アライアンスを組む)のも面白い。そういう協業の中に新しいビジネスの芽が眠っているものだからだ。

変化の激しい現代は、事業領域を広げなければ、たちまちにして既存事業は陳腐化して立ちいかなくなってしまう。これからは本業一本で食べていける人はますます少なくなるはずだ。

個人としても、会社としても、自分の専門領域を広げていく努力が必要だ。そのためにも、肩書きはたくさんあるほうが面白い。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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