割の合わないことを笑顔で
今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『小さな人生論 3』(致知出版社)です。その中から「怠け心に打ち克つ」という題でブログを書きました。
本書の中に「割の合わないことを笑顔で」という心に響く文章がありました。
鍵山秀三郎さんの話である。
◆得することや、自分にとって都合のいいこと、うまみのあることだけをやろうとするのが、人の常だ。 あえて、割りの合わないことや、みすみす損するようなことをやろうとする人はいない。
「時処位(じしょい)の自己限定」 という森信三氏の言葉がある(同書より)。
人は誰でも一つの時代に一つの処(ところ)で一つの位を(立場、役割)を得て、生きている。 この与えられた時、処、位の中で、運命に対して不満を言わず、最善最高の努力を傾注していけ、という教えである。
自己限定とは、「自分には無理」 とか 「やったことないし、難しい」 「まだ若いから(歳だから)」 といった自分の可能性を否定すること。
また、森信三氏はこうも言っている。
「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」
これは人だけでなく、そのときに天から授かった「立場、役割」も同じ。 一瞬早すぎず、遅すぎないときに、お役を授かる。 それを「頼まれごと」ともいう。 割に合わないことを、愚痴を言わずに、笑顔ですすんで引き受けられる人でありたい。
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