今日のおすすめの一冊は、林覚乗(かくじょう)氏の「心ゆたかに生きる」(西日本新聞社)です。その中から「勉強よりもっとすばらしいもの」という題でブログを書きました。
本書の中に「生きてゆく力がなくなるとき」という心に響く文章がありました。
日本では、年間の自殺者は2万人を超えているという。自殺未遂はその10倍はいるといわれ、それを計算すると、一日1000人の人たちが自殺を図っていることになる。この数(自殺率)は、先進国でも群を抜いて多く、日本はフランスやアメリカの2倍で、イタリアやイギリスの3倍だ。
全ての夢が破れ、絶望したとき人は死を考える。まわりから責められ、孤立無援となり、望みが絶たれる。そんなとき、ちょっとひとこと声をかける人がいるだけで、死なずにすむことがある。
心に深い悩みを抱え、絶望しているときは、どうしようもない孤独感に苛(さいな)まされているときだ。孤独をいやしてくれるのは、温かい言葉や、挨拶や、笑顔や、まなざし。
生きてゆく力がなくなる時、少しでも力を与えられるような人になりたい。
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