「私の武器は無知」について。「ドラッカーの全教え」(ウィリアム・A・コーエン)
今日のおすすめの一冊は、ウィリアム・A・コーエン氏の「ドラッカーの全教え」です。
この中から、「私の武器は無知」とうテーマで書いてみました。無知というと、まったく何も知らない、と捉えがちですが、そうではありません。松下幸之助さんのことをブログでも書きましたが、こう言ってます。
「私の家は貧乏でした。学歴もありませんでした。そして病気がちでした。だからこそ、私は成功できたのです」という有名な話があります。貧乏だったおかげで、11歳の頃から商人の家に住み込みで働くことにより、商売のコツを若い頃に身につけることができた、と。
病気がちだったおかげで、人に任せることをせざるを得ず、そのおかげで商売を大きくすることができた、と。また、小学校中退という学歴のため、自分より優秀な人を採用し、その人たちの力を使ったのです。
これは、ドラッカーの「私の武器は無知」と同じです。松下幸之助さんは、それを「素直」と言いましたが、すべての考え方の根本にあったのが、自分には何もない、だからすべてが勉強になるし、糧(かて)になり、感謝の対象となるというものです。だからこそ、物事を素直に見るということを自分に課したのだと思います。
偏見でみない、くもりのない目でみる、私心なし、とらわれのない心、先入観を持たないなどの見方です。まさに、これがドラッカーのいう「無知」です。自分は何も知らない、何者でもない、だから偏見や自分の経験にとらわれない、というスタンス(素直な心)でコンサルをしたといいます。
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