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神さまと人間の関係

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『人生は4つの「おつきあい」』(サンマーク出版)です。この中から「運のよい人になる方法」という題でブログを書きました。

本書の中に「神さまと人間の関係」というとても興味深い文章がありました。

神さまと人間の関係は、親子の関係と同じだと思ってよいでしょう。親子の関係を通して、神さまと人間の関係を見せられているともいえるかもしれません。 
 
親が子どもに、見返りや報酬を求めて何かしてあげることは、まずありません。何も見返りがなくても、何かをしてあげるのが、親子の関係というものでしょう。 
 
しかし、子どもがいつも「何もかも、してもらって当然」と思い、そういう態度をとりつづけていたら、親としてもさびしさやむなしさ、疲れを感じるようになるのではないでしょうか。 
 
そんなとき、子どもがひと言「ありがとう」と言ってくれたら、疲れやむなしさが吹っ飛んで、「もっと何かをしてあげよう」という気になるものです。 そこに何かの下心が含まれていたり、損得勘定や邪心があるのがわかっていたとし ても、親は子どものために何かをしてあげようと思うものではないでしょうか。 
 
神さまもまた人に対して好意や善意を、絶え間なく、制限なく、太陽の光のように降り注いでいます。それに対しての見返りなどは求めていません。 
 
しかし、人間がそれをあたかも自分の努力の成果であるように、自分の能力によるもののようにしか思わなかったら、いくら神さまでも、さびしさやむなしさを感じるかもしれません。 
 
でも、たとえ心がこもっていなかったとしても、あるいは下心や損得勘定があったとしても、「ありがとう」と言ってくれたら、神さまもむなしさや疲れが吹き飛んで、その人に対して「もっとやってあげよう」と思うのではないでしょうか。 
 
そんな神さまと人間の関係というものを、神さまは親子関係を通して知らせてくれているようにも思います。
 
たとえば、雨が降ってきたとき、「雨が降って嫌だなぁ」と言ったとする。でも、それは天に向かって文句を言っているようなもの。一方、「恵みの雨だ、ありがたい」と言う人もいます。天に向かって感謝している人だ。
 
小林正観さんは「天気の悪口をつい口にしてしまう人は、自分に起きてくる物事に対して、つい否定的な言葉を発してしまうクセをもった人」だと言う。こういう人には神様は味方してくれない。

 
森羅万象、天の恵みや計らいに対して、感謝の念を持てる人でありたい。
 
今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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