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物ではなく経験に投資
本日のおすすめの一冊は、本田直之氏の『何を捨て何を残すかで人生は決まる』(青春新書)です。この中から、「リデュース、リセット、リビルド」という題でブログを書きました。
本書の中に「物ではなく経験に投資」という心に響く文章がありました。
《「自分を大きく見せる」という時代の逆行》
高級時計や高級ブランドのバッグ、高級車など、贅沢品と呼ばれる品々があります。購入するとムダ遣いだと言われることも多いですが、本当に好きで買うのなら、それはムダではありません。手に入れることを目標にすることで、生活に張り合いも出るはずです。
しかし、そこに少しでも「自慢するために持つ」「物を使って自分を大きく見せる」といった側面があるなら、問題です。というのも、あなたの周囲の人は、相手がきらびやかな時計をしているから、目立つクルマに乗っているから、持ち主もすごいと評価するわけではないからです。
たしかに一昔前の自己啓発本を読むと、「無理をしてでも背伸びをして高級品を身につけた方が、生活のステージの高い顧客に近づくことができる」「一流ホテルのホテルマンは靴から相手を測る。靴だけは一流品を」といったアドバイスが書かれています。
しかし、シリコンバレーのビリオネアはTシャツ、短パン、ビーサンでぶらぶらしています。スティーブ・ジョブズにしてもタートルネックにジーンズ、スニーカーが定番ファッションでした。
革新的な成功者ほど物を持たず、身軽で自由な自分流の生き方をしています。 高級品を使って自分を大きく見せるようなことをしても意味がない。多くの人が、そう気づいてしまっています。
にもかかわらず、無理してローンを組んで高級時計や高級バッグ、高級車を買い、支払いのためにやらなくてもいい残業や副業に時間を費やしてしまう。それは時間の浪費で、未来への投資にもなりません。結局、まわりまわって本人にとってマイナスになるだけです。
また、「給料が増えたから、それに合わせて生活のレベルも上げないといけない」という発想も危険です。 あなたの給料が将来に渡って保証されると考えるのは、変化の大きな時代において浅はかなこと。
生活レベルを守るために働き続けなければいけないのは、最も不自由な生活スタイルです。収入が増えた時ほど、物ではなく経験に投資しましょう。身につける物ではなく、あなた自身のレベルを上げていくことをオススメします。
人として、最も残念な生き方は、「威張ること」「自慢すること」「自分を大きく見せること」です。いずれも、自分がアピールしなければ、まわりはわかってもらえない、ということですから。
本物は、自ら言わずとも、まわりにはそのオーラや実力が伝わります。その人からにじみ出てくる「徳」や「人格」という品格です。
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