誰と飲みたいか

今日のおすすめの一冊は、ナイジェル・ガンバーランド氏の『成功者がしている100の習慣』（ダイヤモンド社）です。その中から「人と違うことをする」という題でブログを書きました。

本書の中に「学び」についてのとても素敵な文章があったので、シェアしたいと思います。

《成功する人は絶えず新しい何かを学び、成功しない人は古い知識にしがみつく》「21世紀の文盲とは、読み書きのできない人ではなく、学ぶことも、それまでの知識を捨てることも、学び直すこともできない人のことである」（アルビン・トフラー）

「学びをやめるのは、死の始まりだ」…アルベルト・アインシュタインの名言です。私は20代のときに初めてこの言葉を聞いたとき、馬鹿げていると思いました。しかし、それは大きな間違いでした。学びと成功は表裏一体です。学校を卒業したら、学びは終わりだと考えてはいけません。

私は大学を卒業し、「これでやっと勉強から解放された」と言ったときに、祖母に笑ってこう返されました。「人生では常に教わることばかりだから、学びは決して終わらないのよ」学びとは、学習という行為そのものだけではありません。それは未知のことに耳を傾け、心を開くという「態度」であり、昨日までの考えを捨てる勇気を持つという「心構え」なのです。

ファイナンスや子育て、健康管理、職場の人間関係など、学ぶべきテーマは身の回りにいくつでもあります。人生は大学です。どんな体験からも、新しいアイデアや知識、考え方を学び取れます。過ちや苦しみからも、多くのことを学べます。最大の教訓は、最悪の体験に隠されています。

新しいことを学習し、知識と知恵を広げ、深めていく…学びは、それ自体が成功です。退屈で簡単な何かをしているときでも、それを新たな学びの機会だととらえなおしてみましょう。きっと、何か新しい発見があるはずです。

いくつになっても、学びは必要です。特に昨今のような変化の激しい時代には、学びをやめることは、まさに「死の始まり」となってしまいます。若い世代の考えが分からない、新しいスマホやアプリの使い方が分からない、デジタルへの対応が全くできていない等々。新しいことが分からないと、それを否定するようになります。

「新しい」を否定することは、未来を否定するということです。未来を否定する人は、必然的に過去のことにこだわり、懐かしみ、現状を維持しようとします。以前、こんな文章を読みました（誰かが書いたか忘れました）。「例えば、選挙において二人の候補者がいたとする。『その二人のうちのどちらと飲みたいか？』。飲みたいと思った方が当選する」と。

誰と一緒に飲みたいか、と考えたとき、『「新しい」を否定する人、過去のことばかり話す人』とは飲みたいとは思いません。つまり、人間の魅力は、たぶん、そんな簡単なことを聞くだけでで分かってしまう、ということですね。

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