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他人は自分が思うほど見ていない

今日のおすすめの一冊は、田村耕太郎氏の『頭に来てもアホとは戦うな!』(朝日新聞出版)の中から「やりたいことが見つからないときは」という題でブログを書きました。

本書の中に「他人は自分が思うほど見ていない」という心に響く文章がありました。

他者はあなたが思うほどあなたをフォローしていない。テレビタレントでもスポーツ選手でも政治家でも、ピークにあるいっときくらいは朝から晩まで追いかけてくるような人がいるかもしれないが、ずっとストーカーのように追い回されるわけではない。

ましてや人気商売にある人でなければ、自分が思うほど他者はあなたを見ていない。加えて、他者の目は多くが不十分な情報に基づいた偏ったものであり、同時にうつろいやすいものだ。

いっとき、それはいい方向に誤解されることもあれば、逆に悪い方向に誤解されることもある。あなたに関心を失えば、過去にあった批判も支援も友好も何もかも薄まる。あなたも変わるし、相手も変わるし、世の中も変わる。

期待された政党があまりに中身がないので地に落ち、一方、忌み嫌われていた政党が、たいして中身は変わっていないのに大きく支持される時代が来たり、絶大な人気を誇ったスターの評判が地に落ちたりする。

そんなうつろいやすいものを大事に思って追い求めてみてもあまり意味がない。そんなものに左右されるより、自分のやりたいことに没入したほうがいい

今あなたが他者からどう見られているかなんて、人生の最後から逆算すればどうでもいい途中経過なのだ。そんなつまらないことにとらわれているのは時間とエネルギーの無駄。人生を台無しにしているのだ。主役となってもっと思い通りに生きてみてもいいのではないか?

◆『死ぬ瞬間の5つの後悔』という本の中のトップは、「他人の期待に応えようとするばかりの人生ではなく、自分が真に生きたいと思う人生を生きる勇気を持っていたかった」だという。

我々はつい、人の評価や評判、他人の目を気にしてしまう。人によく思われたい、好かれたいという願望が根底にあるからだ。そして、つい自分のやりたいことをセーブしてしまう。誰かに反対されたり、悪く言われたりするのが嫌だと思うからだ。

新たな挑戦を始めるときは、たいてい邪魔が入る。そして、足を引っ張る人が出てくる。すると、嫌になって挑戦をあきらめたり、ちょっとした失敗で挑戦をやめてしまったりする。

人生は一度きりだ。そのたった一度しかない人生で、やりたいことをやらないことはあまりに寂しい。

「他人は自分が思うほうど見ていない」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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