正義感を振りかざさない
今日のおすすめの一冊は、ひろさちや氏の『がんばらない、がんばらない』(PHP)です。その中から「血眼ではなく、ゆったりとした努力を」という題でブログを書きました。
本書の中に「正義感を振りかざさない」という心に響く文章がありました。
◆小林正観さんの「正義感」(努力ゼロの幸福論)の話がある。
「自分はちゃんとしているのに、ほかの人はちゃんとしていないじゃないか」と、ほかの人を糾弾(きゅうだん)しはじめたとたん、後ちょっとで「人格者」になったのにもかかわらず、「怒り」「憎しみ」の感情が沸き起こり、ストーンと落ちてしまう。
ある段階までこなければよかったのに、レベルが高くなったがゆえに、「正義感」というものが頭をもたげ、結果として、ちゃんとしていない人に「怒り」「憎しみ」の感情を抱くようになってしまうのです。
「怒り」「憎しみ」という感情を振り回せば、当然、自分にも返ってきます。 ですから、「宇宙の法則」で見るととても損。 したがって、あまり「正しい人」にならないほうがいいようです。
「正義」や「使命」を自分の中に感じ、自分に課して生きていくのはいいのですが、周囲の人に振り回すととても迷惑だし、自分にとっても損なのです。 「正しい」ではなく、それをやることが「楽しい」のかどうかという価値基準でいると、今までにはない、楽しく、幸せで心穏やかな時間が待っているかもしれません
◆正義感を振りかざした途端、まわりから人は離れていく。 それがどんなに正しかろうと、一方的に言い立てられたら嫌になる。 また、お互いに自分の正しさを主張し合ったら、最後はケンカになって終わる。
正義感を振りかざす人は、人を許すことができないからだ。 正しいか正しくないかではなく、楽しいか楽しくないか。 正しく生きるより、楽しく生きるほうがいい。
正義感を振りかざさない人でありたい。
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