今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『小さな幸福論』(致知出版社)です。その中から「南無地獄大菩薩」という題でブログを書きました。
本書の中に「いくつになっても、さらに学び続ける」という心に響く文章がありました。
さらに言う。
そして最後を三国志の英雄曹操(そうそう)の言で締めくくる。
◆詠み人知らずの 「人間の一生」という一文がある。
「五十の声をきいた時に、たいていのものが息を抜くが、それがいけない。 『これからが仕上げだ』と、新しい気持ちでまた十年頑張る。 すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並みな人間はこの辺で楽隠居したくなるが、それから十年頑張る。 すると七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。 しかし、それからまた、十年頑張る。 するとこのコースが一生で一番面白い」(人生の勝負は後半にあり〜中高年起業のすすめ〜/ぱるす出版)より
「末路晩年、君子よろしく精神百倍すべし」菜根譚にある言葉だ。晩年に差しかかってからは、君子たるものは、精神を百倍盛んにして、生きなければならない。
森信三先生は、こう語っている。「人生の晩年に近づいたならば、青壮年の時代以上に、はるかに、心を引き締めて、人生の晩年の修養に努めねばならない」そして、「一日読まざれば一日衰える」と。
人は一日学ばなければ、一日衰え、老いる。学びの基本は読書。晩年になればなるほど、自分の気持ちを鼓舞し、怠け心を排し、若い頃よりさらに修養する。その気持ちがなければ、若者たちのお荷物になるだけだ。
人生の後半生…
晩年になればなるほど、学び続ける人でありたい。
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