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次の革命を起こすのは若者

今日のおすすめの一冊は、國光宏尚氏の『メタバースとWeb3』(MdN)です。ブログも同名の「メタバースとWeb3」として書きました。

本書の中に「次の革命を起こすのは若者」という心に響く文章がありました。

《若者に圧倒的有利な世界。次の革命を起こすのは誰か?》
リアルからバーチャルファーストへのトレンドの変化は、若者にとって大きなチャンスだと思っています。コロナ禍といわれる状況が続く中、私はこの変化が一度起きてしまうと Before コロナの状態に戻ることはないと思っています。 そして、このリアルに集まりにくい現状で違和感を覚えることも多々あります。
●Zoomって使いにくいよね
●リモートワークが定着したいま、オフィスは必要なのか
●大学に行かなくなり、友人がつくりにくい
しかし、若者こそ有利なのがAfter コロナです。 古い人たちが考えるのは「鉄の馬」なのだと思います。昔、 蒸気機関が出てきたとき「いま馬があるから、それを鉄にして蒸気機関で動かせばいい」と考えた人がいました。でも結局必要なのは自動車だったわけです。本当に必要とされている目的から考えたら「鉄の馬」ではないはずですし、今の若者だからこそ「自動車」が考えられるでしょう。
Zoomも「鉄の馬」である可能性があります。 WithコロナやAfter コロナにおける、新しい働き方やュニケーションの仕方、移動の仕方や人のつながり方は、いま自分たちに見えていることの延長線上ではないはずです。
アーリーアダプターは今の若者たち。だからこそ若者が変革していくべきなのです。 いままでは、リアルをどうテクノロジーで変えていくかが中心でした。しかし、リアルを効率化するだけでは限界があるとAfterコロナでわかるようになってきます。 そうなると、これからはバーチャルの中で何をやっていくかに変わってきます。
たとえばフェス会場がバーチャルになる。リアルな施設がバーチャルになる。その中でどんなコンテンツがいいのかという考え方です。10年前、スマホ利用者は5%程度でした。さらに20年前はインターネット利用者が5%に満たなかった…。
デバイスがVR・AR主流になるのもそう遠い先ではありません。 オジサン世代は行動変容がなかなか難しいのです。だからこそWithコロナ・Afterコロナの大きい行動変容は若者にとって大きいビジネスチャンスだと思います。
このような環境の変化はピンチではなくチャンスで、そこで適応できれば下克上が可能となります。起業家に対してのアドバイスを求められたら、お伝えしたいのは「今がチャンスですよ」の一言に尽きます。 とくに若者にとって最大のチャンスなのです。

ヘンリーフォードの有名な言葉が残っています。「もし顧客に、彼らが望むものを聞いていたら、彼らは『もっと早い馬が欲しい』と答えていただろう」

当時は馬車が全盛の時代。自動車を知らない人々に、次にどんなものが欲しいのかと調査(アンケート)をしたところで、返ってくる答えは、馬車の延長線上しか想像できません。

それまで当たり前と考えられていたもの見方や考え方が劇的に変化することを「パラダイムシフト」と言いますが、まさに現代がそれです。

未来を、現在の延長線上でしか捉えられないオジサン世代は、この「メタバースとWeb3」という大変化に乗り遅れる可能性が大です。かつての明治維新のように、若者が活躍する時代が、今まさに来ているのです。次の革命を起こすのは若者です。

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