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新しいことを創める思いがある限り、人は若くいられる

今日のおすすめの一冊は、NHKスペシャル取材班、松本卓臣氏の『人生100年の習慣』(講談社)です。ブログも「人生100年の習慣」と題して書きました。
今日のブログは☞人の心に灯をともす

萩本欽一(欽ちゃん)さんは、73歳で駒澤大学に入学しました。その時、こんなことを言っています。

「欽ちゃん、第二の人生のために大学に行くんですか?」って聞かれるけど、僕は第二の人生のためとか、老後を生き生きと過ごすきっかけにするとか、そういうことは全然考えていない。コメディアンとして舞台に立ち、テレビに出て、そしてテレビや舞台をつくってきた僕の人生の延長線上に大学がある。
これまでもずっと何か新しいこと、誰もやらないこと、時代を一歩先取りしたものを生み出そうとがんばってきた。その思いは今も同じ。大学というこれまでの人生と全く違った空間で、その思いを実現するきっかけを見つけたい。そんな夢を追い求めて受験に挑んだんです。
息子や娘どころか、孫みたいな大学生たちともずいぶん仲よしになった。話しかけてもらうとうれしくなる。芸能界では巡り合わない人たちだから面白いことに気が付いたりして、心地よい刺激になっている。(ダメなやつほどダメじゃない ―私の履歴書/日本経済新聞社)

宗教哲学者、マルティン・ブーバー氏の言葉、「新しいことを創(はじ)める思いがある限り、人はいつまでも若くいることができる」というものがありますが、まさに欽ちゃんの行動や選択はこの通りの人生を歩んでいます。

また、「人生100年の習慣」にも出ていたように、「100歳まで生きる」こと自体を目標にしてきた人に長生きした人はいなかった、ということと同じです。大好きな仕事を続けたい、趣味をもっと極めたい、家族でいつまでも楽しくすごしたい、社会の役に立ち続けたい、という目標や願いを持っていた人だけが、結果として100歳以上生きたということです。

いくつになっても、新しいことに目をキラキラさせる人、最新の携帯やアプリや家電が出るとすぐに飛びついてしまうような人、そして、常に何か新しいことをやろうとしている人…。

「新しい」ことが大好きな人、好奇心にあふれている人、ホントに素敵です。

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