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質問はポジティブに

今日のおすすめの一冊は、大嶋祥誉(さちよ)氏の『マッキンゼーで叩き込まれた「問い」の力』(知的生き方文庫)です。その中から『連続的変化の時代だからこそ 常に「問う」こと』という題でブログを書きました。

本書の中に「質問はポジティブに」という心に響く一節がありました。

私たちは普段、無意識にとても多くの思考をしています。 思考とは「自分に対する問いとその答えを出すプロセス」です。 このとき、その問いに「あなたをネガティブにするもの」が前提として隠れていた としたらどうでしょうか?
たとえば、あなたが何かを手に入れたいのに、それが手に入らなかったとします。 そのとき、「どうしてうまくいかないのだろう?」と自分に問うことは、「失敗してしまった」「自分のやり方(能力)に問題がある」という前提に焦点が当たってしまうので、無意識にネガティブな感情を持ったり、自信を失っていくことになります。
一方で、「どうすればうまくいくのだろう?」「何がうまくいくことを止めているの だろう?」と自問した場合はどうでしょうか? このときには、「まだ失敗ではない」「他のやり方でやればうまくいく」という前提を受け入れることになるので、あなたは無意識にネガティブな感情を持つことを避けることができます。
ネガティブな質問はネガティブな感情を引き起こし、間違ったものにフォーカスしてしまいます。質問はポジティブなものでないといけません。 「どこがいけなかったのだろう?」 ではなく、 「どうすればもっと良くなるだろう?」でないといけないのです。
私たちの仕事の質も人生の質も、私たちが自分自身にしている質問の質で決まります。何か問題が起こったときでも、「なぜ自分にはこんなことが起こるのだろう?」 ではなく、「このことが起こって良かった点は何だろう?」という問いにしましょう。

何か問題が起きて気が滅入っているときに、自分に対して、どんな質問をしたらポジティブになるでしょう。それはたとえば「今日起きた最良のできごとはなんですか?」、「今日一日の中で、感謝することはなんですか?」等々。

ポジティブな面にフォーカスするか、ネガティブな面にフォーカスするかで人生はまるっきり変わってきます。そして、それはその人の人生の姿勢ともなります。ものごとをどんなふうにとらえるかという、「見方」、「考え方」です。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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