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ネクスト・ディズニー
今日のおすすめの一冊は、伊藤穣一氏の『テクノロジーが予測する未来』(SB新書)です。ブログも同名の「テクノロジーが予測する未来」として書きました。
本書の中に「ネクスト・ディズニー」という興味深い文章がありました。
《「ネクスト・ディズニー」が日本を席巻する日》
かつてひとりのアニメータ一が生み出した 「ネズミのキャラクター」が、やがて世界で知らぬ者はいない巨大エンターテインメント企業を誕生させました。ウォルト・ディズ ニー・カンパニーです。
ミッキーマウスは、世界一有名なネズミとなりました。その生みの親であるウォルト・ ディズニーは、映画制作からテーマパークまで、さまざまなコンテンツで人に夢を見せ続ける企業の創始者、「エンターテインメントの神様」として、いまなお世界中に信奉者を もちます。
現在、そのディズニーに匹敵するほどの勢いで成長している存在として「ネクスト・デ イズニー」とも呼ばれているのが、Bored Ape(Bored Ape Yacht Club/ボアード・エイプ・ヨット・クラブ) です。
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最初はNFTのPFP(Profile Photo/SNSプロフィールに使用するNFTアイコン・画像)を販売していたに過ぎなかった一企業が、トークンの発行・上場 にはじまり、これからのロードマップとしてゲーム、イベント、メタバース、仮想土地 と、爆発的にビジネスを拡大しようとしています。2021年の売り上げは、二次流通だ けでも100億ドル。しかも、わずか1年ほどの期間に遂げた成長です。
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Bored Ape のPFPを見たことのある人は、「いまはこういうのが人気なんだ、ふーん (自分は別に好きじゃないな)」なんて思っていたかもしれませんが、事態は単なるNFT(代替不可能なトークン)、単なる個人の好みの範囲をはるかに超えてきています。
いま、世界的に大きな関心事になっているのは「誰がweb3時代の覇者になるか」で あり、僕は「マイクロソフト、Meta、Twitter、 ソニー VS Bored Ape」の戦いになっていくと見ています。 単なる「猿の姿のPFP」からはじまったweb3の寵児が、ものすごいレベルの技術力と資金力で既存大企業をなぎ倒し、日本を席巻する日も近いかもしれない。それが、すでにリアルな未来として思い浮かぶくらいの話になっているのです。
BAYC(Bored Ape Yacht Club)は、類人猿をモチーフにしたデザインが特徴で、マドンナやジャスティン・ビーバー、ネイマール等々、多くの有名人や海外のセレブ、プロスポーツ選手が保有しているNFT。これらの有名人がツイッターなどのプロフィールピクチャーに使ったことから火がついたという。
現在、なんと60イーサリアムの価格がついているので、日本円では約1500万円。今後、BAYCを注視していきたい。
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