見出し画像

試練を「機会」としてとらえる

今日のおすすめの一冊は、稲盛和夫氏の『稲盛和夫 魂の言葉108』(宝島社)です。その中から『我々は「この世へ何をしにきたのか」』という題でブログを書きました。

本書の中に『試練を「機会」としてとらえる』という心に響く文章がありました。

《試練を「機会」としてとらえることができる人 ・・・そういう人こそ、限られた人生をほんとうに自分のものとして 生きていけるのです。》
稲盛和夫・『生き方』(サンマーク出版) 

何のために人間は生きているのか。人生に目的はあるのか。 日々の仕事や生活のなかで、ふとしたときにこうした問いかけに立ち止まることがあるのではないでしょうか。

仕事があまりに忙しく、自分を見失いかけたとき。あるいは困難なことに出くわし、何もかも投げ捨ててしまいたくなったとき。 私たちはつい、一番に楽な道を選びがちです。

それは楽になりたいという欲に迷う、人間という生き物の本能とも言えるでしょう。人は易きに流れます

放っておけば人間は際限なく、財産・地位・名誉を欲しがり、快楽に溺れてしまうのです。地位も名誉も生きるためのエネルギーと言えばそれまでですが、こうしたものは現世限りのもので、どれひとつ、あの世に持っていくことはできません。 

そのなかで唯一、不滅なものとは何か。 稲盛氏は、それは「魂」だと言います。稲盛氏にとって、人間は何のために生きているのか、という問いの答えは、「生まれたときより少しでもましな人間になる」「わずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくため」なのです。

◆モノの見方次第、考え方次第で人生は大きく変わってくる。その中でも「試練」や「困難」「トラブル」を機会ととらえることができるか、だ。機会とはチャンスのこと。

「困難の中にチャンスがある。」(アルベルト・アインシュタイン)

稲盛和夫氏は「成功さえも試練」だという。若くして事業や投資で成功し、お金を手に入れ、豪邸も、豪華な車も何台も手に入れた、というような場合だ。

人間の値打ちはその人の人格や品性によって決まる。断じてお金や豪邸や車ではない。モノや金はあの世へはもっていけないからだ。

それは、「生まれ変わり」という輪廻転生をなんとなくでも信じるなら分かること。今生は何のために生まれたのか、と。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


いいなと思ったら応援しよう!