言霊の幸(さき)わう国
今日のおすすめの一冊は、平野秀典(ひでのり)氏の『感動知性』(かざひの文庫)です。その中から「人も器も不完全だからこそ美しい」という題でブログを書きました。
本書の中に「言霊の幸(さき)わう国」という心に響く文章がありました。
◆日本では、古来より言葉には不思議な霊力が宿るとされていたが、それを「言霊」という。結婚式などの、めでたい席では、「忌(い)み言葉」を使ってはいけないとされている。
忌み言葉とは、別れる、終わる、割れる、破れる、壊れる、滅びる、帰る、切れる、離れる、捨てる等々だ。
忌み言葉の反対が、寿(ことほ)ぐという祝いの言葉。神道で言えば、「祝詞(のりと)」。窮地に陥(おちい)ったり、切羽詰ったときほど、言霊の力が必要だ。言霊が、善き現実を引き寄せてくれる。
日本は「言霊の幸(さき)わう国」。
どんなときも、ネガティブな言葉を使わず、力みなぎる言葉を使う人でありたい。
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