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ヒーローズ・ジャーニーとは

今日のおすすめの一冊は、リップシャッツ信元夏代さんの『世界のエリートは「自分のことば」で人を動かす』(フォレスト出版)です。

「神話の法則で売上を上げる5ステップ」(小谷川拳次)という本があります。副題は「ヒーローズ・ジャーニー」です。ヒーローズ・ジャーニー(神話の法則)は、世界の映画市場において、もっとも商業的な成功を収めている映画業界に影響を及ぼしたといわれる、有名な理論です。

スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、フランシス・コッポラといった映画監督たちもこの理論を参考にしたと言われています。世界の英雄伝説や神話というものは、基本的にすべて同じパターンで構成されている、というものです。

ヒーローズ・ジャーニー(神話の法則)の構成は次のようなものです。1.日常世界  2.冒険への誘い  3.冒険の拒否  4.賢者との出合い  5.戸口の通過  6.試練、仲間、敵 7.もっとも危険な場所への接近  8.最大の試練  9.報酬  10.帰路  11.復活  12.宝を持っての帰還 

これらのフレームワークに沿って、ストーリーが作られます。要点として、普通の平凡な生活をしていた主人公が何かをきっかけとして冒険に旅立つことになり、仲間や敵、そして知恵を授けてくれる賢者との出会いがあり、最終的に死に直面するような対決から生還し、見返りとしての報酬を手にして故郷に帰る、といった構成になります。

なお、「5.戸口の通過」とは、主人公が、初めて変化を受け入れ、本格的に物語りの中に関わっていく場面です。この戸口を通過すると、もう元には戻れなくなるようなシーンのことです。


これらのストーリーを自分に置き換えて、物語を作っていきます。人の心を動かす成功者たちの名スピーチには、多くの場合、初めに失敗や困難が語られます。貧乏だった、学校へ行けなかった、事業を起こしても失敗続きだった、と。そして、幾多の試練を経て、仲間を得て成功する、というパターンです。

これってまるで、神話の法則と同じです。ヒーローズ・ジャーニー、大事ですね。


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https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12607501017.html

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