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羨(うらや)んではだめ
今日のおすすめの一冊は、井上裕之氏の『潜在意識マスターの教え』(青志社)です。その中から「努力を努力と思わない」という題でブログを書きました。
本書の中に「羨(うらや)んではだめ」という心に響く文章がありました。
《富に翼をはやして飛び去らせる最も手っ取り早い方法は、自分より富をもっている人の悪口を言うことです。》
〈「自分もあの人のように富を得られる」という富裕マインドを持つ〉
2023年のWBCのアメリカとの決勝戦の前に、大谷翔平選手はチームメイトに 次のような内容の声をかけたと言われています。 「今日1日だけは、彼らへのあこがれを捨てて、勝つことだけを考えていこう」 「あの人は他の人とは別格だ」ではなく、「あの人がやったのなら、自分もできる」 と思えばいいのです。
あなたはもっと富を得られます。富を欲しがる人ほど、富を得ている人を悪く言うものです。 「あいつは人をだましている」「ひどい商品を売って儲けている」。 こういう考え方をする人は、いつまでたっても富を手にすることはできません。
自分の欲しいものを否定していることにほかならないからです。これは、欠乏のマインドを生むので、潜在意識は富を不足させるように働きます。 富を得ている人を見たら、羨んでも、否定してもいけません。自分もそうなれると信じることです。
尊敬する必要も、嫉妬する必要も、相手を貶めようとする必要もありません。 あなたは必ず富を得られる人間です。
◆羨んではだめなのは、富だけではない。「出世した人」「成功した人」「上位の役職についた人」「スポーツが上手な人」「モテる人」「人気の人」…。
たとえば「出世した人」を嫉妬するということは、「出世」を否定しているということ。出世を否定すれば、出世することは生涯ない。
人は、よくシニカルな態度を取ることがある。ちょっと皮肉っぽく相手をバカにするような態度だ。それも同じく、否定しているということ。否定からは何も生まれない。
共感したり、賞賛するという肯定的な態度こそが、すべての良きものを引き寄せることになる。
人を羨まず、賞賛する人でありたい。
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