魔法の言葉「ヒマだよ」
今日のおすすめの一冊は、林勝明氏の『人見知りでもセレンディピティ』(飛鳥新社)です。ブログも同名の「人見知りでもセレンディピティ」として書きました。
本書の中にこんな興味深い言葉がありました。
セレンディピティは、基本的には人との出会いで生まれます。つまり、「運」と同じで人が運んできてくれるのです。そのために大事なことは「人から誘われること」。
自分が誘う立場になってみればわかりますが、人には「誘いやすい人」と、「誘いにくい人」がいます。
誘いにくい人は、いつでも忙しそうにいていて、まわりにバリアが張られてています。つまり、「私を誘うな」というオーラ(バリア)です。
あるいは、こんなスゴイ人を誘っていいのかな、と人に意識させる、いわゆるハードルが高い人です。「私はスゴイ人としか会わないからね(あなた方とは違う、別格だからね)」と感じさせる人です。
また、なにかのイベント等に誘ったときに、その誘いに対して、返信も反応もなかった人です。そして、たとえば講演会などに誘って出席してくれたとしても、終わってから「お礼のメッセージ」や反応がまったくないような人です。
反対に、誘いやすい人は、「私はいつも、ヒマだよ」と言っている人です。実際は仕事などが忙しくても、「誘われたらいつでも行くよ」というオーラが出ています。余裕を感じられる人です。
また、年配の人でも、若い人から誘われる人がいます。偉そうにしないで、年齢性別なくフラットにフレンドリーに付きあえる人です。
そして、誘いに断らなくてはいけないときも、必ずメール等の一報を入れます。「誘ってもらって嬉しかった。今回は先約があってどうしても行けないが、次回またこういうイベントがあったら、是非誘って欲しい」と。
いくつになっても、誘われやすい人でありたいと思います。
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