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「さすが」という言葉

今日のおすすめの一冊は、林健太郎氏の『否定しない習慣』(フォレスト出版)です。その中から「肯定的な習慣」という題でブログを書きました。

本書の中に『「さすが」という言葉』という心に響く文章がありました。

会話の「潤滑油」になる魔法の言葉があります。 それは、「さすが」という3文字です。 

昭和の頃の古いドラマや映画などを見ていると、「いよっ、社長! お目が高い!」 なんて、相手を持ち上げる歯の浮くような言い回しがよく出てきます。いかにも昭和っぽいコミュニケーションですが、言われた相手は悪い気がしないという不思議な言い回しです。 

残念ながら、この言い回し自体は若干古臭くて、現代のコミュニケーションにそのまま使うわけにはいかないと思います。 だとして、これを現代版に解釈したのが、「さすが」という言葉。言われた相手は 「悪い気がしない」という、こちらも不思議な言い回しです。 

使い方としては、こんな言葉の組み合わせになると思います。 「そこに気がつくとは、着眼点がいいね。さすが○○さんだね」 「さすが○○さん。次のステップに進みたいという向上心だね」 

私の専門としているコーチングというコミュニケーションでは、褒める、という方法を過剰に使わないように気をつけているのですが、この「さすが」という言い回しは使い勝手がいいので適宜使うようにしています。 

つまりこの「さすが」は会話の潤滑剤になるということ。円滑な会話の運びに一役買う、「さすが」という言い回し。ぜひ、使いこなしてみてください。

◆「さすが」とか「すごい」という言葉は、ほめ言葉の中でもよく使われる言葉だ。ただそのまま「さすが!」としか言わないと、上から目線の言葉になりやすい。そうならないためには「さすがです」「すごいです」と後ろに「です」を付けるといい。

目上の人に使うときはさらに注意が必要だ。たとえば「さすがです。感動しました」とかを付け加える。

「さすが」という言葉を使いこなしたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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