私達はトランジット中
今日のおすすめの一冊は、北川八郎氏の『対人苦の解決 明るい未来へ』(高木書房)です。その中から『「気をつけてね」が口癖の人』という題でブログを書きました。
本書の中に「私達はトランジット中」という心に響く一節がありました。
私達は短い時間だけ、地球という空港にトランジットしている旅人にすぎない。ほんの少しの間、今、地球にトランジット中 、もうすぐ地球から去ってしまうだろう。その短い間、争い、喧嘩、いじめ、グチを言うよりも、仲良く、思いやり合って、助け合い、笑顔の交換をしたほうがなんと楽しい事か......
私達は八十年前後ここ地球に 、トランジットしているにすぎないのだから 。人間性の向上と、良き仲間づくりと、助け合う楽しさを学んで次の旅に旅立とう。
私達はこの地球に生まれてきた意味と目的があります。 なんとなく二十一世紀を生きる日本人に生まれたのではなく、人間としてこの世紀に日本に生まれ、人生時間を過ごす事は大きな意味があると知りましょう。
この限られた地球時間に宿題を与えられて、短い生を生かねばなりません。この地球における生というのは、サッカーの試合に出させられた選手みたいなもので、 試合全体の流れを良くみないと点が入らない仕組み、いわゆるルールづくりになっています。
私達は短い地球空港のトランジット(乗り換え)中みたいなものです。この短い時を有効に楽しく、トラブル少なく、点を入れつつ、生き抜く法則を身につけてゆきましょう。
人は皆この世に生まれてきた意味があります。 むやみやたらに生まれきた訳ではないのです。 分子や細胞に秩序があるように、 一つの法則のもとに目的を持って生を得た事に気づこう。 この生命にスイッチを入れしものの意図を感じる時、 なぞが解けるでしょう。
私達は皆それぞれの使命と宿題を持って この地球に押し出された存在、 限られた命ある者である事に気づくと 感謝が生まれるでしょう。
輪廻転生というものがあるのなら、我々は、この地球という星に、100年にも満たない期間、たまたま生まれて生存しているだけ。寿命を過ぎたらまた、あの世に往き、そして生まれ変わります。
京セラの創業者、稲盛和夫氏はそれをこう語ります。
「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は迷いもてらいもなく、生まれたときより少しでもましな人間になる、すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくためだと答えます。
この世にトランジットしている間、少しでもましな人間になれるよう、魂を磨き続けたいと思います。
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