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ああ、そうなりましたか

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『宇宙を貫く幸せの法則』(致知出版社)です。この中から「神様はおもしろがった人に味方する」という題で書いてみました。

今日のブログの中で、「あー、これが私の人生なんだね」って思って、笑顔で生きていく、と書いてありました。小林正観さんは、それを別の言い方で「ああ、そうなりましたか」と淡々と受け入れる、と言っています。

思い通りにならない、それが「苦」。「思い」がなければ、思い通りにならないという現象は起きない。「苦」は生じない。「思い」を持たない。それは、目の前で次々と起きる一般的に不幸だといわれている現象に対しても、「ああ、そうなりましたか」と単なる日常の1ページとして、淡々として受け入れていくということです。
病気や事故、愛する人との別れといった、思いがけず自分の身に起こる出来事を、人生の一部として受け入れていく。「何でこんなことが起こったのだろう」という「思い」を持たない。目の前で起こるすべての現象を、「ああ、そうなりましたか」と受け入れていく、それだけです。
家が火事になっても、事故に遭ってケガをしたとしても、「ああ、そうなりましたか」と受け入れる。「この世に修行にきたわけではなく、ただこの世で起こるいろんな現象を、人間の肉体を借りて味わいにきただけ」そんな観音様のような世界観を、己の人生観に取り込めばいい。「私たちは観音様の化身(けしん)なのだ」そう思えば人生はぐっとラクになります。『努力ゼロの幸福論』(大和書房)より

この「思いをもたない」でただただ受け入れる、というのは、本当にいいなぁと思います。「なぜそうなったんだ」とか「どういう意味があるのだろう」という思いをもたないからです。何も考えず、「ああ、そういうことなんですね」と受け入れる。これができたら、かなりのデキタすごい人です。そして、そういう人は、他から見ると、何も考えていない愚か者のように見えます。

「潜行密用(せんぎょうみつゆう)は、愚の如く魯の如し」(宝鏡三昧)という禅の言葉があります。目立たず、人に知られずに、密かに行う善行は、まるで愚(おろ)か者で、頭の動きの鈍い者のようにも見えるが、それこそがよいのだ、という意。

次から次へとやってくる現象を、「ああ、そうなりましたか」と笑って受けいれることは、まさに私にとっても、今生のテーマです。

今日のブログはこちら☟
https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12611010007.html

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