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②スキルとしてのビジュアルコミュニケーション

こちらは、ビジュアルコミュニケーションワークショップの参加記録です。ワークショップなどの内容についてはこちら。5回分を各回ごとにまとめています。本記事は2回目の内容です。

マガジンにしています。

②スキルとしてのビジュアルコミュニケーション

2回目のながれ

2回目は、ミニワークで体験しながら、様々な方法の紹介を受けたうえでお題に合わせてビジュアルを使用したワークを仲間と考えました。

ビジュアル化方法の紹介

1回目のビジュアルは文字やグラフィックを主に使用していましたが、今回のビジュアル化の表現方法はもっと多様に紹介されました。

  • 付箋やカードの色や形

  • 写真などのシンボルや絵

  • 言葉やキーワード

  • シールや製品、人形などのもの

  • メタファーの言語化、創作

  • 位置・構造・身体

選択する場合の表現のイメージ

これらは書くだけではなく、提示されている中から選ぶことや作ることが含まれます。人はインプットやアウトプットするとき、視覚、聴覚、身体感覚などやりやすい方法は人それぞれ。だからこそ、表現方法を多様にすることで、その場にいる人が自己表現しやすくなる隙がうまれ、場に参加しやすくなるとのことでした。

私の学びやすいかたちを考えてみると、本当は本からたくさん学びたいんだけど実際はインプット系の読書ははかどらなくて、複数人で実際に体験するほうが学びやすいです。(ただ小説の本は読むからこの違いは気になっている(脱線))

ワークショップでの経験をふり返ると、手を動かす類、例えば感覚的にLEGOをつくる・絵を描いたり、詩の選択するほうが、自分が思っても見なかったアウトプットになりやすくて新鮮でした。ほかの人に対しても、ビジュアルのアウトカムのほうが複数の要素を含んでいる分、勝手な判断を保留にして対話しやすく、安全性が上がるように感じました。

自分が想定していないアウトプットが出て、さらに他者からフィードバックをもらって気づきを得ることは本当にパワフルだなと思います。複数の言語に上がらない要素が含まれるビジュアル表現が、何か新しいものが生成される隙やチャンスになるのだろうと感じました。

また、身体表現では、立ったり座ったりの日常動作や立ち位置での表現はとても参加しやすく、さらに互いの実存を感じながら表現することは、じわじわと参加者同士の安心感につながる気がしています。一方で、踊るとか非日常ポーズは隙がたくさん生まれる要素なのかもしれないけれど、羞恥心が邪魔をして苦手です。

ビジュアルを使用したワークをつくってみる

3つ用意されたお題に対して、1つ選択してチームを組んで、ビジュアル化を手段として活用する方法を考えました。

私の入ったチームテーマは、「空き家の活用方法を住民とアイデア出しして決める」という内容。まずはチームで取り組み方を相談の上、考えました。

取り組み方(これを残してくださっていることもビジュアル化)

考えとして出てきたビジュアル化は、地図に空き家をマッピング、理想を描く、ギャップを埋めるアイデアを考える、空き家に集まるなどが出ました。

今回、私が特に印象に残ったことは、このワークの進め方、特に一人ひとりがアウトプットする方法とタイミングの影響は大きいな、ということです。「全員が1人で考えて同じタイミングで共有する」という方法をとることで、他者に影響されない意見から始められることは、初動の視点が限定されなくていいな、と思いました(属性、環境が近いと効果は薄いかもしれませんが)。同じタイミングでの共有はビジュアル化ならでは。

加えて「誰が言うか」は大事でなくても、「全員が参加している」が初めにできることは大事だなと思います。さらに「グルーピングして組み合わせる」に至れば、誰もが初めに考えていなかった方法にジャンプできるかもしれない!

おわりに

2回目はビジュアル化の多様さを知り、含まれる要素の影響、使いどころの影響を考えてみる時間になりました。

次回は3回目を更新予定です。

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