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「埼玉は子供だけで公園で遊んだり登下校すると子供が死ぬ等するのが常態な修羅の国という立法事実」という、うの字のポスト

午前10:15 · 2023年10月9日 · 2,541 件の表示


/home/a66/sc/2023-10-10_113904_💩 @un_co_the2nd 埼玉は子供だけで公園で遊んだり登下校すると子供が死ぬ等するのが常態な修羅の国という立法事実があるんで.jpg


 この話題は昨日、X(旧Twitter)のトレンドになり、話題になっていました。いくつかポストを読むうち、だいぶん後になって見つけたのですが、どうも子供が被害に巻き込まれる可能性のある刑事事件の発生率の高さが要因のようでした。

 そこでまっさきに思い出したのが、埼玉県飯能市の事件になります。当初は大きな報道になっていましたが、その後はほぼ見かけることがなく、久しぶりにGoogleで検索をしました。これもTwilogのポストから探して掲載します。


 最近は見かけないですが、埼玉県は刑事弁護の活動が活発で無罪判決が多いと聞いた時期があります。

  • #### 郷原信郎弁護士とも対談した村木一郎弁護士と,刑事弁護の聖地埼玉というイメージ,活躍した高野隆弁護士と元裁判官の木谷明弁護士 - 告発\金沢地方検察庁\最高検察庁\法務省\石川県警察御中2020 https://hirono-hideki.hatenadiary.jp/entry/2020/04/14/193826

 珍しい記事が見つかりました。

木谷明裁判長名判決 殺人被告事件について無罪の浦和地裁平成元年

『憲法的刑事弁護』日本評論社・260頁

殺人被告事件

浦和地方裁判所判決/昭和60年(わ)第1008号

平成元年3月22日

【判示事項】      一、嬰児殺事件につき、自白の任意性も信用性もなく、いわゆる仮死産児に関する出産事故であった疑いが強いとして、無罪が言い渡された事例

            二、時期的限界の逸脱を理由とする訴因変更請求却下決定に対する検察官の反論につき、詳細な再反論が示された事例

            三、予備的訴因追加を理由とする検察官の弁論再開請求が却下された事例

【参照条文】      刑法199

            刑事訴訟法336

            刑事訴訟法319-1

            刑事訴訟法322-1

            刑事訴訟法318

            刑事訴訟法312-1

            刑事訴訟法313-1

【掲載誌】       判例タイムズ698号83頁

            判例時報1315号6頁

【評釈論文】      ジュリスト臨時増刊957号183頁

            判例評論372号238頁

 

       主   文

 

 被告人は無罪。

- 木谷明裁判長名判決 殺人被告事件について無罪の浦和地裁平成元年 : 岡本法律事務所のブログ http://blog.livedoor.jp/ok_law/archives/55739769.html

2017/07/05
 我が国を代表する刑事弁護人である高野隆弁護士の還暦を記念して,「憲法的刑事弁護弁護士高野隆の実践」(日本評論社)が発刊されました。
執筆者・内容のご紹介
 数多くの無罪判決を下した木谷明元裁判官が編集代表をつとめています。
 
 刑事訴訟法の実務に憲法の理念・価値をいかに反映させるべきかという観点からの論文集,高野弁護士が実際に無罪判決を獲得した事件の裁判官,依頼人,弁護士達の座談会,そして,高野弁護士が実際に法廷で行った弁論集,という構成になっています。
 当事務所の坂根も高野弁護士の弁論の魅力について,わずかですが書かせてもらいました。
 高野弁護士は東京法廷技術アカデミーの代表理事を務めるなど,日本の刑事弁護人の技術向上のために尽力していることはもちろん,今でも刑事弁護の第一線で活動されています。
 刑事弁護をする者であれば,この本から学ぶべきことがたくさんあります。

 2020年3月17日が発売日のようですが、この本は初めて情報を見たような気がします。

木谷 明(きたに あきら、1937年12月15日 - )は、日本の弁護士、元裁判官。退官後に法政大学法科大学院教授を務めた。
経歴[編集]
囲碁棋士・木谷實九段の次男[1]。神奈川県平塚市に生まれる。毎日放送アナウンサーの吉田智子は妹。
東京大学法学部在学中に司法試験に合格し、1961年に大学を卒業して司法研修所に入所。司法修習を経て1963年に判事補任官(東京地裁)。最高裁事務総局刑事局付、最高裁判所調査官、水戸家裁所長、水戸地裁所長などを経て、2000年5月に東京高裁部総括判事を最後に依願退官[2]。同年6月、公証人(霞ヶ関公証役場)となる。2004年から2012年まで法政大学法科大学院教授を務め、2012年より弁護士。
2008年、瑞宝重光章を受章[3]。裁判官として現役中に約30件の無罪判決を確定させ、刑事司法の現状につき苦言を呈している[4]。
1997年の東電OL殺人事件の一審で無罪となったネパール国籍の被告人に対する検察側の勾留請求に対し、職権発動をしない旨を決定する。著書の『刑事裁判の心―事実認定適正化の方策』は周防正行が映画作りの参考本にし、映画『それでもボクはやってない』の前半部に出てくる人権派の裁判官は、木谷がモデルである[5]。

 木谷明弁護士のWikipediaのページを読んだのは、初めてではない気がするのですが、「水戸地裁所長」というのが今回、特に印象深く感じました。

会員限定記事
2023年3月29日 09:06(3月30日 13:10更新)

 裁判官として出した無罪判決の数が多いとは知っていましたが、30件以上というのは初めて見たような気がします。

 北海道新聞の記事になっていますが、4年ほど前になるのか、銭湯のテレビで木谷明弁護士の姿を見かけ、報道ステーションのような番組でしたが、密着同行取材らしく、空港から恵庭事件の弁護団会議で札幌市内に向かう様子などみていたのも印象的でした。

恵庭OL事件とは
 2000年3月17日の朝、北海道恵庭市の雪原上で全身真っ黒こげになった女性の死体が発見されました。解剖の結果、犯人は被害者の首を絞めて殺害したうえ、車で死体を運び灯油をかけて火をつけたと想定されました。
 死体発見前夜の午後11時15分頃、現場近くに住むHさんが犬の散歩に出た際に、現場方向に数メートルに及ぶ大きな炎が立ち上がるのを見たという目撃証言がありました。Hさんの証言によると、散歩中にも現場方向に2回大きな炎を見ており、帰宅後の12時5分頃には最初に見た炎の3分の1ほどの大きさになっていたそうです。
 現場付近からタイヤ跡や複数の足跡が検出されたものの犯人の目星はつかなかったのですが、警察がさらに捜査を進めると、被害者A子さんは会社の同僚のOさんと、ある男性社員を挟んで三角関係にあったということが分かりました。
 事件当日の3月16日、A子さんとOさんは夜9時半頃に連れ立って会社から帰っています。Oさんが言うには、その後駐車場で別れた後はA子さんには会っていないそうです。しかし、OさんがA子さんに対し嫌がらせの無言電話をかけていたことや、Oさんが事件前日に灯油10リットルを買っていたことなどから、警察は三角関係のもつれからOさんがA子さんを殺したと想定しました。
 警察による厳しい取調べが1ヶ月ほど続き、精神状態が不安定になったOさんは神経科に入院してしまいましたが、退院後に逮捕勾留され、5月23日に起訴されました。何かの因縁でしょうか、2000年5月23日というのは私が裁判官を辞めた日でした。

 二ヶ月ほど前になるのか、「ロッカー」の過去のツイートを調べていたところ、この恵庭OL事件のことが出てきました。


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