ノーコードで、わいがやDX推進
概要
非エンジニア(営業、P.O、バックオフィス)と、エンジニアが混ざって、ノーコードツールを利用し、業務システム開発。この過程で、
①部門間の横の連携強化
②自走的な組織へ
③非エンジニアも、システム開発・スクラム開発を実践
④組織のDX化
がおこりました。
この投稿について
この投稿は、2022/4/22に開催された、「DevLOVE 春の企画まつり」での発表、「わいがやDXチーム」の文字起こしです。
発表スライドはこちら
ノーコードの発足とチーム構成
ある日のgoogle chatの雑談ルームに、P.O/営業担当から、「ノーコード部を発足したいです」というスレッドがたち、勉強したい非エンジニア中心にノーコード部が発足。活動の概要としては、
週一回金曜日に1時間集まって勉強会
勉強会は、課題図書の3つ位あるノーコードツールで、簡易なサービスつくり
チャットのチャンネルで、ワイガヤ
メンバーは、P.O.件営業3名、ライター・バックオフィス担当1名、エンジニア2名(私含む)
で活動。
非エンジニもエンジニアも一緒に実開発
課題図書をやりつつ、4か月程経過した12月、丁度、電帳法の改正の時期。そこで、部で、bubbleよる、請求書発行システム構築プロジェクトを開始。プロジェクトの概要としては、
体制
1月末リリース
最初の1週間は、毎日夕方1時間モブ・相談会
毎週金曜日1時間、レビュー会
作業自体は、空いている時間
メンバー: P.O.件営業3名、ライター件事務1名、エンジニア2名
流れ
部員全員USM作成
かんばん、DB設計、画面簡易デザイン、画面項目仕様、バリデーションの内容は、私の方で仕様つくる(※決めすぎないように注意)
法人登録をエンジニアが、モブ作成
それをサンプルに、担当を割り振り、作業
ノーコード開発の効果
①部門間の横の連携強化
部活が雑談場となり、部門間の横の強化が図られます。雑談の中で、1)各部門が何をやっているのか、2)各部門の良いアイディア、3)各部門で起きている問題点、が共有。それだけでなく、業務改善案や新しいサービス案が話題のぼるようになりました。
②自走的な組織へ
メンバーが、エンジニアの仕様をみて、現場の自分の現場作業を勘案し、改善仕様を提案する
詰まったら、なんでも相談会で相談、メンバーそれぞれ、情報を仕入れて共有
自部門のナレッジをいかし、改善のアイディアを自ら出し、困っているメンバーいれば、相談し助力しあっていました。
③非エンジニアもシステム開発・スクラム開発を実践
非エンジニアも開発を実践。開発の進め方や、開発において考えなければいけない事を、P.O.や事務担当も習得することができました。
④組織のDX化
部活の過程で、システム化やデータを元にした新規サービスがはじまろうとしています。
対象業務システムの、業務フロー自体の改善
対象業務システム以外の、他の業務のシステム化を計画
開発を体験することにより、データのあり方を習得。社内のデータの取得方法やデータ活用方法を議論するようになり、各部門に活かしています
取得したデータを元にし、新規サービスの開発につながっています
まとめ
ノーコードツールを利用し、「ワイガヤ」精神で、エンジニアも非エジニアも一緒に開発。これにより、
①部門の横の連携強化
②自走的な組織へ
③非エンジニアも、システム開発・スクラム開発を実践
④組織のDX化
が組織におこりました。
さらに取り組んでいること
新規契約を、FAX受領から、デジタル受領に
「新規サービスをⅠ人で立ち上げ」を目標に、非エンジニアでも、Wordpressのテンプレ修正モブ実施中
そして、私の野望『ワイガヤDX部』をすべての組織に
ノーコード、RPA、GAS、VBA等々、現場のメンバーと奮闘して、カイゼンを行っています。ユーザ部門と、エンジニアが一緒にDXを推進『ワイガヤDX部』を、社外に広めていきたいと考えています。
これからDXを推進したい組織、社員自らカイゼンを起こすような組織、アジャイルな組織を作りたいという方、お声がけください。ご協力させてください。