次の融資先探し
人生を情熱的に刺激的に荒々しく、ジェット中島です。
日本の企業向けに建築・内装デザインの請負を30万から/月行っています。
パースやVRの請負サービスがメインで、一枚あたりいくらという形ではなく
1人月を定額で貸し出し、その範囲内であれば作り放題のサービスです。
本日は久しぶりに嬉しい事があった。
内装の現場に行けた。
前職で同じ歳ということもあって仲良くしてもらっていた「父ちゃん」こと根来さんが現場に誘ってくれたので、軽天工事に行ってきたよ。
軽天工事とは・・・
部屋を分ける時に壁を作って区切るが、骨組みを使った壁工事を軽天工事と呼ぶ。
↑は実際にLGSと言われる鉄の骨材で壁の下地を作っているところ。
上記は実際に石膏ボードを貼り付けているところ。
(一応現場に配慮してモザイク掛けておいた。)
石膏ボードを貼り付けて、裏側からみたところ。
まだ固定はしていないから鉄の骨材は斜めになっているけど、後ほどこれを水平器を使って真っ直ぐにしていく。
今日はこの骨組みを作って、石膏ボードを取り付けるまでだったので完成はしていない。
こちらに壁紙を貼って施工完了となる。
一般的に見られる壁っていうのはこういう風に出来ているが、見たことない人には新鮮でしょ?
重い物を掛ける為に壁にフックのネジの取り付けを業者にお願いした事がある人もいると思う。
その時に、「下地が無いからつけられません」と言われる事もたまにあるが
それはこの壁の構造が起因する。
石膏ボードを貼り付けた中側で鉄材が入っている部分は強いから、重いものも取り付けられる
しかし、これが無いただの石膏ボード部分は脆いのですぐに取れてしまう。
ピンクの中の部分にはネジで重い物を固定出来る。
尚、壁を立て終わってこの骨材が見えない場合には、壁うらセンサーを使って探し当てていく。↓↓↓↓↓↓
新しい借入先の開拓
ところで、今日は商工中金に行ってきた。
政策金融公庫から満額がおそらく借りられないので、他の方法を模索しての訪問だ。
政策金融公庫とのやりとりは先日のブログでみてね。
https://note.com/hironakajima/n/n2826117cd2b0
商工中金と書いて起きながら、この話しは今日はしない汗。
(次回に今日のブログと繋がってくる。)
起業をする時にあたって実務面で大変お世話になっている人が、2名ほどいる。
開成高校出身で頭も飛び抜けて良く、業務はもちろん精神的にも助けてもらっている横山さん
2018年に東京とホーチミンで会社を作り、今回の融資の件では創業動機から、数字作りから、ここで話せない細かい事までサポートをしてもらった。
(勝手にかりちゃいました、すいません)
YOKOYAMA KAIKEI GROUP
https://yokoyama-kkg.com/
そして、その横山さんから紹介を受けて日本で私の会社登記を行ってくれた
KUMEGAI行政書士事務所の冨田さん。
冨田さんには「こんな価格で手続きやってくれるの?」とこぼしてしまうくらいの
創業間もない会社に取ってありがたい金額で登記を行ってもらった。
月次の記帳業務も「樋口一葉」+αくらいの金額でやってもらっていて
これも本当に助かっている。
現在製薬会社の営業もやりながら、行政書士事務所の仕事もされており
二足の草鞋を履くエネルギッシュなビジネスウーマンだ。
KUMEGAI行政書士事務所
https://peraichi.com/landing_pages/view/93hw8
私が無知すぎるから税務、法務、会計の事でいつも相談させて貰っている。
そして、融資が満額下りなかさそうという話しをした時も冨田さんに相談させてもらっていた。
ジェット
「◯◯☓☓▲△▲△で、融資が下りるのはおそらく400万円くらいになりそうです。他で借りられる所を検討しなきゃです。」
冨田さん
「公庫から借りられないんだったら、他の手も試した方が良いと思うんです。
ジェットさんの場合は公庫の申し込みで、時間と手間を掛けて資料の作り込みをしたので、これを使わない手は無いですよ。
例えば、銀行でも保証協会でもチャンスがあるんだったら、『金貸してくれ〜!』飛び込んで頼んで来ても良いと思うんですよ。
見込みが少しでもあるんだったら、全部試してください。」
そして、以前冨田さんも青い看板のメガバンクに行って、そういう申し込みをした経験を聞かせてくれた。
ここの会話で大きく学んだのは、ステレオタイプの見方を自分がしていたこと。
大きい組織は自分の事を相手になんかしてくれないと思っていたが、
それって試して得られた結果じゃ無かった。
それを冨田さんの「やってみろ!」という言葉で思い出した。
何気ない一言なんだけど、この言葉を反芻した後、
スタン・ハンセンがウエスタンラリアットに目覚めた瞬間のような気付きがあった。
俺はなに失敗しないように気を付けているんだ?
今は断られても笑われても、失敗を積み重ねていくことが
成功に近づく一歩だった!
俺の夢である、MSGのリングに立って盟友のブルーノ・サンマルチノとメインイベントを張るのを
実現するためにはどんな事にも立ち向かっていかないといけなかった・・・
って、おーい1964年のジャイアント馬場じゃねーか。
と下手なノリツッコミはさておき、大いなる気付きを得たのだった
↑上記は1962年頃のプロモーションで使われた馬場の写真。
アメリカ遠征時代はビッグ・ババやババ・ザ・ジャイアントの名前で呼ばれていた。プロレスラーで本当にアメリカで成功したのは馬場だけだった。
アジア人はヒール(悪役)として使われていた。目元にメイクをさせられているのが印象的。
翌々日の訪問
冨田さんとの電話で話しをした翌々日にいたのは銀座であった。
目的は2行しか開けなかった法人口座の内の一行への融資相談の訪問だ。
特にアポも取らずに1階の受付に行った。
行員
「今日はどういった要件でしょうか?」
ジェット
「融資の相談で来ました。」
行員
「アポは取られていますか?」
ジェット
「いえ、アポは特に取っていません。」
と伝えると、2階へ行くように告げられた。
今まで法人窓口って入った事が無かったが、基本的には個人口座と受付方法も対応も変わらない。
番号札を受け取り、待つことに。
1分ほどでカウンター越しの席に座るように促された。
対応してくれたのは20代後半から30代前半の男性だった。
細身で今どきの感じのダークブルーのスーツに身を包み、非常に爽やかな印象だった。
その印象にホッとしたのか、ガーッと話し始めてしまった。
政策金融公庫での融資の申し込みをしている事、
銀行からも借り入れをしたい事、
創業間もない時期に借り入れが出来るのか
実際に審査が通った時はどれくらいで振り込まれるのか
等々・・・
話しを聞いた後に発せられた言葉は、必ずしも自分にとってはホッとする言葉では無かった。
「当行では貸し出す事が出来ないんですね」
つまり、担保が無く、保証協会の後ろ盾が無く、売上もほとんど無いという状況だと申し込みが出来ないという事だった。
「はいそうですか!?それはしょうがないですね?」で帰る訳にはいかないので、どういう場合は借りられるのか聞いたらいくつか有益な情報が引き出せた。
これだ!
借り入れ先のリストアップ
これが借り入れを先に検討するものだ。
①商工中金からの借り入れ
②セーフティネット4号への申込み
③東京都の融資制度
④中央区の融資制度
①商工中金からの借り入れ
株式会社商工組合中央金庫が正式名称で、政府系の金融期間。
主に中小企業向けにお金の貸し出しを行っている。
こちらの組合員になればお金の貸し出しが出来る可能性もあり。
https://www.shokochukin.co.jp/
②セーフティネット4号への申込み
→コロナで売上が減少している個人・企業向けに給付金を出している
・個人:100万円
・企業:200万円
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sefu_net_4gou.htm
融資は貸し出し=返済に必要があるのに対して
給付はもらうだけで返済が必要無い。
もらえれば万々歳だが、2020年3月に創業した我々は今年3月前は売上が無い。もらえる見込みは低い。
③東京都の融資制度
④中央区の融資制度
>>こちらは国がサポートする融資制度。
保証協会と組めば担保無しで最大3500万円融資してもらえる可能性あり。
https://www.tokyo-sogyo-net.jp/finance/seido_yuushi.html
この保証協会と組むにしても、地銀・信金での口座開設が必要になる。
口座開設がまず出来るのか?そこが疑問だ。
□保証協会とは・・・
保証協会って耳慣れない言葉だと思うが、簡単に言うと借り入れの代理弁済のシステム。
銀行がお金を貸し出す場合には、お金の回収漏れを防ぐために保証協会というところと組むことがある。
債権者が銀行からお金を借りたけど払えなくなった場合は、予め決めておいた額の支払を保証協会がしてくれる。
東京信用保証協会
https://www.cgc-tokyo.or.jp/
結局みずほ銀行でも借りることは出来なかったけど、実際にこのアドバイスを基に行動してみた。
次回はその内容をアップしていきたい。
最後に・・・
今日は父ちゃんと半日現場で一緒に話しをした。
4年前に開業をして、700万円程融資を受けたが半年で無くなった話しをしてくれた。
3年間はキツいけどそれから後は楽になっていき、今は依頼も増えてきたので次のステージを目指している。
実際に自分の経験として取り組んだ話しは勉強になる。
今自分はその渦中にいるから、夢を持ってラフにタフに取り組んで行きたい。
次回もまた金回りの話しにになるけど、リアルをお伝えしていきます。
では、お元気で!