色々な音楽への寄り添い方(タッチについて)
お久しぶりです!前回の記事から結構経ってしまいました・・💦
なぜかというと、ネタを出し尽くしてしまった感があって次を書く気になれませんでした でも、最近新たな発見と成長が感じられたのでその内容をこれから述べようと思います
脱力について
これに関してはドラムを経験すると大概の方がぶち当たります
早いテンポのフレーズやパターンには脱力しないと出来ないからです
僕は元々そんなに力む方ではないのですが、脱力するにはどうすればよいか明確な方法がはっきりしていませんでした
最近、たまたまドラマー仲間のYさんが主宰するルーディメンツだけをひたすらやるサークルに参加し始めました
Yさんはルーディメンツをする時は必ずマーチングスネア用のスティックで叩いているのですが、マーチング用のスティックってめっちゃ太くて重いんです!
口径は18ミリ前後、スケールも長いのだと430ミリを超えるものがあります なのでめっちゃ重いわけです
重いものを使う事で脱力する
これだけ重いスティックで叩くと物凄いリバウンド(反動)が来ます
そして軽く叩くだけでも音がデカくなるので持ち方、振り方が緩くなる・・これが脱力するのに最も大事な事なんです!
ドラムセットを叩いた時は特に爆音になりますね! 故コージー・パウエルはマーチング用スティックを使用して思いっきり振ってましたから、どれだけ爆音か想像つくと思います
そのスティックに慣れた頃に自分のスティックを持ってみる・・すると「自分のスティックはココまで細くて軽かったのか!」という感覚になり、これが脱力するということなんだ、という事に気づきました
ガタイのいい人(体重の重い人)がドラムを叩くと凄い音量な人が多いのですが、それは手足の質量があるので軽く下ろすだけでも音がデカいのです そして手足が重いから脱力の仕方が上手い という事だと思います
グリップの仕方でタッチが変わる
スティックコントロールの未熟な人はドラムの鳴らし方が良くない人が多いです ロックで大きい音を出すために強く握り過ぎてヒットする
それってヘッドだけが鳴って胴(シェル)が振動してない場合が多いのです 音は大きいけどシェルが鳴ってないのでイタイ音になってしまいがちです
握り加減でタッチが変わっていくということがハッキリしました そうすると音楽によって必要とするタッチというのが違うのでその音楽にもっと寄り添っていけるようになります
故エルビン・ジョーンズという偉大なジャズドラマーのライブを観たときはジャズなのに凄い音量が大きかったのですが、決してうるさくないのです!
何故だろうとずっと思っていたのですが、彼は大きく振るので音は大きくなるのですが、脱力しているのでイタイ音にならないんですね
練習と実験の日々
練習としてはマーチング用スティックでしばらく叩いたあと、自分のスティックに持ち替えるというのを繰り返すだけです
繰り返し持ち替えることで少しずつ自分の潜在意識がインプットされ、変わっていきます
その効果は、ロック系のバンドでやると「だいぶロックな音になったね!」とメンバーに言われ
ジャズのライブではメンバーから「だいぶこっちに(ジャズに)寄ってきたね」と言われるようになりました!
振り上げの高さと叩いた瞬間のグリップ加減をロックとジャズで変えるようにしたのです
よくロックならこう、ジャズならこう、というフレーズやパターンってありますが、それよりも(それも大事ですが)ロックならこのタッチ、ジャズならこのタッチ、の方がもっと大事だと思います
事実手順や手癖は何も変わってないのにそう言って来るというのは共演者のイメージする音は音質なんだと思ったのです
事実そこまでフレーズやパターンで誰々っぽい、って同じ楽器同士だとわかるけど、他のパートはそこまで詳しくはないと思います
逆もしかりで、ギターやベースのフレーズや音が誰々っぽいっていうのは少しはわかりますが同じ楽器同士の人に比べたらそこまで僕はわからないです
まとめ
今までアンサンブルについて結構書いてきましたが、タッチはアンサンブルの要素の中でも重要なウエイトを占めていると思います
そこに気づくと明らかに一歩抜きん出たプレイになります! そしてどんどんオファーが来るようになるでしょう!(たぶん)
そうなる為にはドラマー視点からの脱却が重要かなと思います
自分がその音楽の一部になれるように色々試行錯誤していくことだと思います
その意識は共演者に必ず伝わります 共に頑張っていきましょう!
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