絶望と希望の間でD&Iについて考える
みなさん、こんにちは。Hironaです。自己紹介noteへようこそ。
最近Diversity & Inclusion(ダイバーシティ&インクルージョン、略してD&Iを)という言葉、バズってますね。みなさんも、テレビや新聞、SNSでこの言葉を見かけることが増えてきたのではないでしょうか。わたし自身、とてもパッションを持って取り組んでいるテーマなので、少しずつ情報発信したり、一緒に学べる仲間を増やしていきたいなと思いnoteを始めることにしました!
D&Iの推進って「多様なバックグラウンドの人たちが協力しあって楽しく豊かに生きれる社会を作ろう」みたいなのことだと私は理解していますが、詳細な定義は割愛(いきなり!)。ググれば素晴らしい定義や説明が沢山あるので、今日はググってください💡
ということで、この記念すべき1本目のnoteでお話したいことはこちら:
さくっと自己紹介
異文化コミュニケーショントレーナーになるべくバーモント州の専門大学院に在学中、教育NPOでプログラムディレクターになり、卒業後はカリフォルニア州立大学バークレー校で異文化トレーニングスペシャリストとして働きました。日本に帰国するタイミングで、大手通信企業のグローバル研修担当になり、その後メルカリに入社。山あり谷ありのD&I施策立ち上げから2年半が経ち、今はオンボーディング施策・リーダーシップ研修・D&I戦略を担当するPeople Developmentチームのマネージャーをしています。(詳細な経歴はこちら)
だいたい毎日D&Iのことを考えながら生きていますが、たまに趣味のボルダリングやスノボに行ったり、本屋さんで次買う絵本を下見したり、駅前の出店で和菓子を物色したりしています。
心と体の健康が第一なので、一心不乱に仕事しているように見せつつ(おい)、ウェルビーイングを大切にしながら生きてます。
D&Iに興味を持ったきっかけ
幼い頃、親の転勤で3年ほどベルギーに住んでいました。フランス語がしゃべれなかったので、幼稚園のお友達にいじめられていた(という気がする)し、先生の話は分からないし、多くのカルチャーショックを経験。仲良くできないお友達がいた一方で、私と妹にすごく優しくしてくれた1歳年上の男の子がいて、全然分かりあえない絶望と、ちょっと分かりあえるかもしれない希望の間で生きていたのかも。あの頃の気持ちは今でもあんまり言葉に表せないのですが、この体験がD&I推進に取り組む原点です。
もちろん当時、D&Iという言葉は知らなかったのですが、多様なバックグラウンドの人々が一緒に生きている様子を、5歳なりの世界観で一生懸命理解しようとしていました。
みんなの心を満タンにするのは難しい
子供のころ大好きだった「ココロも満タンに♪」というコスモ石油のサウンドロゴ。あの頃は無邪気にすごくいいなぁとしか思ってなかったけど、D&I推進がライフワークになってからは、心を満タンにするのがどれだけ難しいかを日々実感しています。
私は常々「あたしゃ楽(らく)に楽(たの)しく生きたいよ」と思っているのですが(文字にしてみると、ちびまる子ちゃんが言いそうなセリフですね)、「ずるしてサボりたい」とか「自分が楽になるために他者を犠牲にしてやれ」というネガティブな意味ではありません。本当に大切なことにエネルギーを使えるよう、心を満タンにしていたいというニュアンスです。
しかし、この本当に大切なことの基準が一人ひとり違うので、みんなの心が一斉に満タンになることはなかなかないのです。自分の心を満たすために誰かを踏み台にしてしまったり、よかれと思って言ったことが相手の心を傷付けることがあります。また、世の中の仕組みやルールには必ず境界線があり、「誰が大切にしている基準で作られたか」により、その境界線の内側と外側にいる人では、明確な体験の差が生まれます。
感情の面に加え、社会構造と仕組みの考察を通して、より多くの人の心を満タンにする方法を考えることがD&I推進なのかなと思います。
noteで書きたい・やっていきたいこと
私が知っているD&Iの世界は本当に限られているけど、Noteを書くことで自分自身の経験や気持ちを振り返りつつ、もっと知りたい・学びたいことをみなさんと一緒に探求していけたら嬉しいです。
特に最近探求してるテーマはこちら:
その他にも、テクノロジー業界の話や、日常に転がっているけどれ見過ごされがちなD&Iトピックにもスポットライトをあててつつ、D&I推進が仕事やライフワークになった過程についても少しずつ書いていきます。
ではでは、Ciao✨
今日のまとめ
D&I推進とは、全然分かりあえない絶望と、ちょっと分かりあえるかもしれない希望の間で心を満タンにする方法について考えること。
読んでいただきありがとうございます✨サポートは、勉強代や絵本の購入費にさせていただきます📕