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【図書館】選挙、盛り上がってますか?

東京都知事選が終わり、しばらく時間たちました。投票事務・開票事務に当たった公務員の皆様、お疲れさまでした。
(自治体により違いありますが)投票には、地域の立会人の方、お住いの地域の自治体職員、外部委託した業者のスタッフが受付や投票用紙渡し、ご案内をしています。
開票作業もお住まいの地域の自治体職員が行っています。普段は、本庁にいる人も、公民館の人も、図書館にいる人も集められます!大事な公務員の仕事の一つだからです。選挙事務というものをします。
何回かやってわかりますが、対応する日は拘束時間長かったり、手順に厳密な作業しなきゃだったりで緊張はします。しかも数年ぶりに事務に参加ってこともあるので、…あれ?前回やったのいつ?みたいなこともあります。一番大変なのは、選挙管理委員会にいる方…連日本当にお疲れさまでした。
その他職員は期日前と当日に仕事割り当てられるくらいですが、過敏性腸症候群を抱える人間としては…実はあまりうれしい仕事ではありません。
「すいませんトイレ行きたいです」
「…さっき休憩あったじゃん。今そこ離れたら休憩中の誰か呼ばなきゃじゃん!」
とか
「ちょっと抜けます」
「…え~あとちょっとで確認するのおわるじゃ~ん」
な状況を想像してしまったり、場所離れる報告しなきゃいけいリーダーがずーっと向こうの方にいるタイミングに「限界だ!!」だったりすると冷や冷やします。
事務側の選挙の端っこの端はこんな感じなのですが、受験でも勉強したジェームズ・ブライスの言葉「地方自治は民主主義の最良学校であり、その成功の最良の保証人である」のとおり、一つ一つの選挙は地域を形成する大事なものだと思うのです。うん、ちょっとプロパガンダに関する記述は…ですが。

図書館の話ですが、図書館は利用者に資料や情報を届けたりして市民が情報を持てるようにして、民主主義の醸成に繋がるようなことを目的としている部分があります。(いろんな見方できるし他にもいろいろあるので簡単にですが)
なので、需要を見つつも幅広い内容の資料を所蔵するようにしています。なので、いろんなタイプの資料を入れる中で、「選挙」や「政治」に関するものも入れていきます。3分類の「社会科学」にあたるところです。他にもここには、「教育」「民俗」「軍事」などがあります。
最近の論者や国際的な日本政治の見られ方、選挙の仕組み、投票するときの選ぶ方法等知りたい情報あるだろうな~と思い選書(せんしょ・図書館で購入する本を選ぶ、単純に本を選ぶなどの意)するのですがせっかく入った新刊、予約も手に取られることもなく…と司書としては残念に思うことがあります。
お前のセンスがないからだ!と言われればそうなのかもですが、
「みんな知りたくないの!? 目次見たけど面白そうなのに…」
なんてことがよくあります。
選挙は盛り上がらないですかね?
今はネットがほとんどというのもあるのかもしれませんが、今その時を知るのにネットは最高ですが、過去からの流れがあって立候補者もその場所に立っているということもあると思います。過去の経歴や政党の歴史、イデオロギー、バックについているもの、ましてや選挙の仕組みそのものの疑問を解決したり…

私が借りると他の方が借りられないというジレンマから、しばらく新刊の動きを見る日が続くのです。
そして、人気がない分野の本だからといって買わないのではなく、図書館の蔵書体系や利用者に必要な情報を届けるため、そういう本もあなたを待っているのです。
時々動きがあまりなかったな~な本が時間空いて書評やメディアに取り上げられて予約増えたり、利用者さんから「これ、すごいおもしろかったよ」と言われることがあります。こういうのは一部のとにかくお話大好きな人もいますが、やっぱり誰かと面白かったことを共有したくてとりあえず司書の人にってパターンかと思います。こういうのは大歓迎です。
本との出会いは、タイミングというのも本当だと思います。

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