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すぐ技術を極めようとする人は失敗します

おはようございます!ヒロムです!!

タイトルびっくりしましたか!?
ちょっときつい言葉に感じた人は
ごめんなさい🙏

でも本当なんです
実は僕自身も経験あります

今回は僕の経験談を踏まえて
お話していきますね

陸上にとって
“技術”はどのくらい大切だと
あなたは認識をしていますか?

心技体という言葉の中の
“技”とはまさに技術のことです。

となると、
技術はかなり大事な部分だ
ということがわかると思います。

しかし、これは捉え方次第で
僕自身正解はないと思っています。

トップスプリンターに
心技体で最も大切にしているものは?
と聞いても
別々の回答が返ってきそうです。

一人の選手は
“心”が最も大切と言います。

そもそも心は体を動かすための原動力にもなり
技や体を高めるにも作用するから
と言った理由も考えられます。

また、一人の選手は
“体”が最も大切だと言います。

100m走において、小学生の子供と
大人の走りの違いや、
速さの違いを見ても違いは歴然です。

また、日本人と黒人選手との体格や
最大スピードの違いを比べれば
そこにフィジカルの要素が出るのは明らかです。

確かに…“体”を最も大切にする
理由にも納得ができます。

そして最後の一人は
最も大切なのは“技”だと言いました。

これは100m12秒台の選手と
10秒台の選手とを比べた時
大きな差は技術面にあります。
※もちろん身体面にも差はあるかもしれません。

ブロッククリアランスやスタートダッシュの技術、
前傾姿勢をうまく利用した加速力、
トップスピードへのスムーズな移行、
後半の減速を抑えるような楽な走り方など

技術的な面を取り上げようとすると
たったの1レースでも無限に出てきかねません。
それだけ奥が深い分野だと言えます。

さて、このように
例を交えて伝えてきましたが
心技体どれも大切でどこに重きを置いているかは
例えトップレベルの選手でも違いがあると考えます。
※トップレベルの選手感だと
  技術にそこまで大きな差はないと考えます

さぁ、それでは
タイトルの真理に戻りましょう。

なぜ、
「すぐ技術を極めようとする人は失敗する」
なんていうタイトルにしたのでしょうか。


注目して欲しいのは
『すぐ』というワードです

つまり、技術を極めようとすることは
悪いと言っているわけではなく
“すぐ”極めようとするからダメなんですよね。

つまり、焦るな。って話です

高いレベルの技術とは
1日や2日で得られるような
即効性のあるものではありません。

身体的に優れたものと
繰り返し洗練された動作の元にしか
高い技術は身に付けられません。

僕はあまりこの言葉は好みませんが
ごく稀に才能(センス)という
*先天性のものが高い技術を有していることがありますが
これは僕は高い技術には到達していないと考えます。

*先天性:生まれ持ったもの、性質

動作をコントロールすることができて
初めて、その動作に「高い技術があった」
と言えるのではないでしょうか。

比較的初めから無意識下でできる動きは
有意識下においてできなくなる
ということがよく起こります。

これはまさに本来の順序で
技術を得ていないために起こるものだと思います
このレベルでは
高い技術を持っているとは言えません。

高い技術とは
有意識下でも無意識下でも
変わらない動きができる
ことが条件にある
と僕は考えています。

つまり、技術を極めようとするには
何度も何度も有意識下で動きを身に付け、
体に染み込ませ、無意識下でできるようにする=自動化
させることが必須です

この動作の自動化には
長い時間がかかると考えています。

たった1日、2日では習得は不可能で
少なくとも1つの動作を自動化させるまで
週5の練習で、毎回取り入れても3週間はかかると思います。

この習得スピードはまさに
“センス”が関係してくると考えています。

そしてこのセンスには
親や祖先から引き継いだ先天性のものと
幼少期に育んだ後天性のものがあると考えています。

このセンスの話は
少し長くなりそうなので、
また次の機会にします。

さて、まとめます。

“すぐ”技術を極めようとする人は失敗をする

まずは身体面を鍛えつつ、
日々の練習のドリルや技術練習などで
繰り返し体に正しい感覚蓄積させる
ことが重要です

そしてその蓄積には
時間がかかると思っていてください。

習得が早い人でも一つの動作で
自動化まで持っていくには
3週間くらいかかるのではないでしょうか。

つまり長期的な考え方と計画性が
高い技術を得るには必要ということですね。

ちなみに近年、
日本人スプリンターが9秒台に到達し
海外の大会でも活躍をし始めていることの背景には

黒人選手との身体面の差を埋める
“技術”の高さが注目をされています。
トップ選手の中でも高い技術を持つ選手として
山縣亮太選手や小池祐貴選手などが有名ですよね。

特に彼らの特徴として
技術面を自らコーチングしている
というところが
さらに凄いところです。

おっと、また脱線しそうなので
この日本人の技術レベルの話は
別のブログでまとめて、紹介します!!

それでは今日も
最後まで見てくださり、
ありがとうございました!!

PS 2021年初走りで
お尻とふくらはぎが痙攣を起こしました

とほほ…の22歳7ヶ月
もっと精進します!
皆さんも寒さや水分栄養補給など
RESTの過ごし方には注意してくださいね!

それでは!!

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