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時にはアナログ人間でもいいじゃない
このnoteやらインスタやらYoutubeを日々使っていて完全にデジタル社会の一員である自覚はあるけれど、僕はモノによっては「アナログ」が好きだ。
未だに好きなアーティストの音源はCDを買う。サブスクはなんだか味気ない。
未だにゲームソフトはパッケージ版を買う。こないだ発売されたゼルダの伝説もわざわざ予約してパッケージ版を買った。ダウンロード版は味気ない。
未だにKindleには手を出せず、文庫本を買う。時には古本屋で買う。電子版は中古という概念がなく古本はコスパも良い。電子書籍は味気ない。
「味気ない」という漠然とした言葉でしか説明できないのは浅はかだな、と正直思う。
写真に関してはもっとそうで、紙の写真集が大好きだ。
スマホやノートパソコンの画面で見るよりも、キタムラで現像して見る写真が大好きだ。
本当に個人的な話になってしまうが、かなり影響を受けた好きなフォトグラファーの一人にYoutubeで活躍されている「ふたりclip」というカップルチャンネルの「かつを」さんと言う方がいる。
僕と同い年で僕の好きなFUJIFILMのカメラを使って写真と動画を撮っている方。ポートレートはあまり撮らない僕だけど何かと親近感もあって影響を受けた。
正直、カップルチャンネルはほとんど観なかった僕だけど「かつを」さんの撮る彼女さんの写真が好きでYoutubeも拝見していた。
映画のような編集と色味、動画内に差し込まれる素敵な写真の数々も魅力的。
お二人の作品として、昨年の夏に紙の写真集が発表された。
嬉しかった。SNSでしか見れなかった写真が実際に手元で触れてページをめくれることが本当に嬉しかった。
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そんなお二人が、先日お別れをしたと動画で発表した。会ったことも話もしたこともない遠くに住む人たちの事なので、そこに何かああだこうだ言う筋合いは当然ない。一人一人の人生なので事実として受け止めていくことが大切だと思う。
とはいえこれがきっかけで写真集を久しぶりにじっくり見返した。さすがにちょっぴり寂しくなった。
でも、相変わらず素敵な写真がそこにはあって、アナログな形で見返せるっていうのはやっぱりいいよなー。なんて思った。
学生の頃に僕も写真集を作った。誰でも作れるネットサービスを利用した。小学生の頃から実家で飼っている猫の写真集と、学生時代の「旅行先マイベスト」を集めた二冊の写真集。
家の猫ももう高齢でおばあちゃん猫だ。残念だけど永遠の命なんてない。
でも、きっと紙の写真集だから僕が爺さんになって久しぶりに写真集を見たら「作っておいてよかった」となると思う。SDカードのデータなんてその時まで残っているか分からないし。
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マット紙で質感高くて良い。
永遠の○○、って言葉はやっぱり存在しなくて
今回僕は、飼い猫について考えたけど何もこれには限らず、家族、友人、趣味、健康、全て永遠なんてない。
だけどアナログの媒体っていうのはなんとなく永遠に残る気がしてならないから僕は好きなのかもしれない。
時にはアナログ人間でもいいじゃない。
最後に、素敵な写真を形あるものとして見せてくれて本当にありがとうございました。間違いなく僕の写真に良い影響を与えてくれました。これからもお二人を影ながら応援させていただきます。