旅忘録.1 ～奈良①～

先々週、旅をしてきました。

その濃厚な日々を備忘録もかねて少しずつご紹介していきます。
よろしければお付き合いください。

旅の始まりは、奈良です。

奈良は前半２日、後半１日の計３日間過ごしましたが、先ず最初に向かったのは『春日大社』。

このエリアは、とにかく人が多かったです。
特に外国の方が多く、「観光客が戻ってきているんだ」ということを如実に感じました。

春日大社の特別拝観エリアでは、なんと結婚式後の写真撮影に遭遇！！

美男美女カップルで素敵でした。
幸せのおすそ分けを頂いて、ハートがほこほこに。

お目当ての一つ、鹿おみくじも頂きました。
おみくじを咥えている姿が愛らしい～。

春日大社を参拝した後は、『春日大社国宝殿』に向かいます。
実はここが楽しみだったんです。

雅楽や舞楽などの演奏に用いられる鼉太鼓（だだいこ）が見られるということで、ネットで見つけた時から楽しみで興奮しっぱなし。

１階にあるインスタレーションも素晴らしく、玄関ホールから展示スペースまでの空間デザインも素敵で、時間を忘れてしまいそうでした。

同じ１階に展示されている色鮮やかな鼉太鼓はレプリカですが、その大きさ、華やかさは圧巻です。
こんなに近い距離で、いろんな角度から鼉太鼓を見られることはそうそう無いので大興奮。

そして2階には、約800年前の鎌倉時代に制作されたオリジナルの鼉太鼓が。

色鮮やかなレプリカとは違い、オリジナルは顔料の大部分が剥がれ落ちてしまい、太鼓の皮や金属の変色も著しい状態でした。

でも、顔料の下に隠れていた木材の変色や、沢山の人に触れられたことにより増した艶。
卓越した技術によって施された細かな彫りや、うっとりするような滑らかな曲線の美しさに吸い付けられるようで目が離せなくなりました。

ああ。美しい。
そして、なんて尊い。

あまりの感動につい涙が。
鎌倉時代から800年の時を経て会えて、本当に本当に良かった。

感動で胸がいっぱいになった後は、近くの東大寺に向かうことに。

中学校の修学旅行で東大寺に行ったはずなのですが、、、実はあんまり記憶がありません(笑)
ということで、新鮮な気持ちで楽しむことに。

南大門が見えてくると自然と足が早まります。
「そんなに興味は無いんだけどな～」なんて思ってたくせに、ゲンキンだな～(笑)

南大門の金剛力士像の迫力に思わず声が漏れ、ふと上を見上げた瞬間、天井の高さ、組み上げられた木々の精密さに目を奪われ、口もあんぐり。
なんて美しいんだろう。

人の流れを避け、しばらく見入っていました。

もうこの時点で、来てよかった！

大仏殿も美しかった～。

東大寺前の灯籠に施された装飾の美しさに、ここでも足が止まってしまう(笑)

大仏様もお元気でした～。

初日からハートが震えまくりな旅のスタートです。