なぜフランス人は日本に惹かれるのか?両国の違いは?
ここ最近、日本好きなフランス人に3人出会いました。
なぜフランス人は日本に惹かれるのか?日本の魅力やフランスとの違いについて、彼らに聞いてみました。
早速、いってみましょう!
-1人目はリヨネル(男性) 日本への渡航歴なし
私達のお店の隣に今月オープンしたインテリアのお店のオーナー。
リヨネルは日本に行ったことがないので、昔の日本の文化や物を通して日本の魅力を感じていているみたいです。そう言えば浮世絵も好きって言ってました。
庭の石の話、なかなか鋭いと思いませんか?正しいかどうかは専門家じゃないからわからないけど。詳しい人がいたら、教えてください。
-2人目はガエル(女性) 日本滞在歴2年
アーティスト。彼女は4月から3ヶ月間、私達のお店で個展を開いています。
ガエルはフランス人だけど、海外に長く住んでいたので、すごくフラットなものの見方をする人だなと思います。偏見がないと言いますか、話してても気持ちがいい人です。
個展を観たお客さんが私を見て「あなたの作品なの?」と毎回聞かれるんですよね。日本人がいるから当たり前か。
彼女の作品を一部紹介します。細かい模様も全て手書きだそうです。
-3人目はお店のお客さん(女性) 日本への渡航歴2回
お店で出会ったお客さん。お決まりの(?)「個展はあなたの作品なの?」と聞かれて、「私じゃないんですよ」といつもの返しをしたところで、こんな話をしてくれました。
このお客さんは日本の二面性をよく見ているなと思います。そして日本人の所作や表情も。
確かに、日本に一度は来たことのある外国人なら、誰もが日本のサービスを素晴らしいと感じるでしょう。なんたってお客様は神様の国ですから。
でも、フランス人から見るとちょっと過剰な感じがするのかもしれません。
なぜならフランスではお客さんとお店の人が対等で、良い意味でとてもフランク。すぐに世間話が始まるのは、いつものこと。他のお客さんを待たせようがお構いなし。
どちらが良いということでもなくて、国民性の違いだけだと思うんですよね。慣れれば気にならなくなるから不思議です。逆に久しぶりに日本に帰って、戸惑ってしまうことがあります。
3人のリアルなお話を読んで、どんな感想を持ちましたか?
日本の古い文化や習慣、芸術、神社仏閣、所作など、島国ならではの神秘性がフランス人から見ると魅力的に映るのかもしれませんね。
これまでにも日本好きなフランス人に何人も会いました。
若い世代だと漫画やアニメの影響から日本に興味を持った人が多かったです。フランスでもMANGAと呼ばれ、一つの文化として高い位置を得ています。
若い世代にはサブカルチャー、大人の世代には伝統芸術的な部分が支持されているようです。