3回目の"全社員でValueアップデート"したら、結構良いValueができた話
はやいもので、私たちの会社は2021年5月1日で4期目に入りました。最初の1年目はプロダクトが存在しなかったし、サービスの立ち上がりが世間的にはスローペースだったり、コロナがあったり、の山あり谷ありで一般的な4期目な感じは全くありませんが、まぁ事実は事実ということで。
本noteは、全社員でバリューを作ることの難しさ(特にオンライン)があるとよく相談を受けるので、Spreadyは今回こんな風にやってみたよ、という紹介と、せっかく良いバリューが出来たのでお披露目したいなという気持ちで書いております。
Valueに対する考え方
今回決めるプロセスの中でも社内に再三伝えていたことなんですが、Valueはつまり「行動指針」なので、社内共通の行動の約束事であり、個々の価値観より唯一優先されること、だと考えています。
みんなそれぞれ価値観は違うものですが、その中で、大事にすべき行動やカルチャーを統一することこそがValueの価値。みんなが価値観を擦り合わせることなく行動できるので、意思決定のスピードが早まる効果があると考えています。
一度決めたValueをいつアップデートしてゆくか、という話は諸説ありますが、当社では、組織のフェーズや課題が変わるたびにアップデートすべきである、と決めています。これは前職の考え方の受け継いだものです。
また、バリューの浸透やその後の運用のしやすさを考えれば、なるべくなら全社員がバリューの策定に関わるべきであり、そのプロセスが大事であると考えています。
今回は組織の入れ替わりも有り、前回バリューを策定したメンバーが佐古 柳川以外に存在しなかった、人数がある程度増え組織課題やフェーズが変化したタイミングであったので、バリューをリニューアルしようという話になったという経緯です。
MMV(ミッション・ビジョン・バリュー)は一体いつから作るべき?という話は諸説ありますし、皆さんそれぞれの尊敬している経営者の本やnoteに従うのが良いと思います。
最近読んだnoteの中ではこれが一番わかりやすかったなと思います。(余談ですが宮本さんはサウナ友だち)
これまでのValueの変遷
Spreadyは、実は創業初期にミッション・ビジョン・バリューを決めたパターンでした。そこに金脈があったから創業した訳ではなく、代表佐古と私 柳川のやりたいこと、目指したい世界みたいなものが一致しており、それを実現するために創業した会社であるため、それがそのままミッション・ビジョンに反映させることは難しくなく、結構初期にやりました。(初期というか、私はまだ実は前職に所属しており、一緒にやるか迷ってたくらいの段階だったので、一緒にミッション・ビジョンを決めるという行為は代表による採用活動の一環だったのかもしれません。笑)
それで、そのまま「こんな会社にしたいよね、こんな会社にはしたくないよね」ということを話し合い、それが一番最初のバリューとなりました。(実はこの話し合いをしっかり創業当初にしたので、創業者2人の意見はほとんど割れることなく今でも関係良好にやれているのではないかと密かに思っております)
▼いちばん最初のバリュー
▼その後の初期メンバーでリニューアルしたバリュー
今回のバリューの作り方
今回は全体セッション2回(オフライン1・オンライン1)で策定しました。これは人数や所要時間にもよるかもしれません。
オフラインですべきか、というとそうでもなくて、弊社の場合は別の目的があり集まる必要があったので、1回はオフラインでやりましたが、miroを使えばオンラインでも上手く出来るかなと感じています。
★1回目のセッション
1回目は「1年後、目指したい組織・目指したくない組織」というテーマでみんなに意見を出してもらいました。
1年後の売上目標やサービスの状態目標、それに伴う組織人数のイメージなどを最初に共有した上で行いました。
反省としては、そのセッションの前に相互理解研修を行なっており、メンバー同士の内面の話を深く掘り下げていた後だったので、割と内面な話が多く出てしまった、ということがありました。これは2回目少し軌道修正することとしました。
★2回目のセッション
1回目に出たみんなのアイディアを5つのテーマに分けたところから2回目はスタートします。(1回目に出た付箋を2回目のためにmiroに移す作業が一番面倒だったので、最初からmiroでやったら良かったのではとぷち反省)
再度Valueの策定目的や存在意義を共有した上で、5つのテーマにおいての推奨されるべき行動、推奨されない行動についてアイディアを出してもらいます。先にアイディアを出してもらって、後から違和感や共通点などを擦り合わせることで、お互いの考えのすり合わせが容易でした。
推奨されるべき行動、推奨されない行動が擦りあったところで、ネーミングを決める時間をとり、投票制でバリューを決定しました。
(細かいtipsですがメンバーごとに使う付箋の色を事前に決めておくと楽です)
今回決まったValue
最後に
今回は予想以上に良いValueが出来たなと自己満しておりますが、また組織のフェーズが変われば課題が変わるもの。変わることを恐れずどんどんupdateしていきたいと思っています。
最後に、Spreadyではメンバーを絶賛募集中です!まだまだChallenger極まりない創業初期メンバーとして興味を持っていただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ御連絡ください。
もうちょっと気軽に話を聞きたいなど、柳川に直接DMいただく場合は↓からお願いします!
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