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旅に出るのは木よう日の子ども

松田青子さんの「お砂糖ひとさじで」を読んだ。

「お砂糖ひとさじで」は、ミュージカル映画メアリー・ポピンズの中で歌われる歌のタイトルで、松田さんはメアリー・ポピンズが大好きなのだそう。

わたしも1番好きな本は?と聞かれると、いつも迷わずメアリー・ポピンズと答える。メアリー・ポピンズはわたしのバイブル。一生大切にする物語。

「お砂糖ひとさじで」は、苦い薬もお砂糖ひとさじで大丈夫。嫌なことがあっても少しの楽しいことがあれば大丈夫。という歌で、そこから松田さんの日々の小さな喜びや楽しさを綴ったエッセイのタイトルとなった。

久しぶりに「お砂糖ひとさじで」を聴き、読み始めたら今のわたしにぎゅんぎゅん刺さること。

『明らかに私に足りていないのは、本を読むことだった』という一文にまず震えた。
そうだ、わたしも圧倒的に本養分が足りていない。プロ野球ばっかり観ている場合じゃない。本を読まなくちゃ、とにかく読まなくちゃ!と鼻息荒くなった。

そして、次に出てきたのはマザー・グースの詩。
わたしは松田さんと同じく木曜日うまれ。

旅に出るのは 木よう日の子ども

松田さんは本当の旅に出ているのだけど、わたしは活字の旅に出る。
とにかく読んで読んで読みまくって、すべてを自分の糧にする。そして、そこからまた大きく旅に出る。

とても抽象的だけど、わたしの中では具体的。

「いくつになっても夢を持つことはいいものよ」

とりあえず、書き散らしたこれはわたしの備忘録であって決意表明。


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