hiromin

好きなもの 小説・野球・テレビ・コーヒー

hiromin

好きなもの 小説・野球・テレビ・コーヒー

最近の記事

旅に出るのは木よう日の子ども

松田青子さんの「お砂糖ひとさじで」を読んだ。 「お砂糖ひとさじで」は、ミュージカル映画メアリー・ポピンズの中で歌われる歌のタイトルで、松田さんはメアリー・ポピンズが大好きなのだそう。 わたしも1番好きな本は?と聞かれると、いつも迷わずメアリー・ポピンズと答える。メアリー・ポピンズはわたしのバイブル。一生大切にする物語。 「お砂糖ひとさじで」は、苦い薬もお砂糖ひとさじで大丈夫。嫌なことがあっても少しの楽しいことがあれば大丈夫。という歌で、そこから松田さんの日々の小さな喜び

    • 部屋に緑がある効果効能について

      いつだったか実家に帰ったとき、どの部屋にも観葉植物や花があって、思わず 「部屋に緑があるっていいなぁ~」 と呟いた。 その呟きを聞いた母が、後日送ってくれた荷物の中に、ハンズなどで売っているような小さな植物栽培キットを入れてくれた。おそらくハーブのようなものだった気がする。 気がすると言うだけのことはあって、大切に大切に話しかけ水をやりお世話をしていたつもりであったが、小さな芽が出た頃、日当たりの良い床に置いていた植木鉢をうっかり蹴飛ばしてしまった。そして、呆気なくその小さ

      • わたしを取り巻く好きなものについて

        わたしは、小説家の津村記久子が好きで、彼女の著書は発売後なるべく早く購入することにしている。 最近、筑摩書房のちくまQブックスシリーズから津村記久子の『苦手から始める作文教室』が発売された。 学生に向けた語り口で、作文の書き方を指南してくれる。おもしろい。 その中に、自分の中で気になったことはメモを取ると良い。とあって、早速P92にある「好きな感じを大切にする」という項目のカート・ヴォネガットの本の訳者 浅倉久志さんの文章が読みやすく心地よかった。ということをメモした。 津村

      旅に出るのは木よう日の子ども