道元禅師は.、「坐禅だけでなく、日常生活も大事である」と説かれました。
仏教徒は、お釈迦様(釈尊)を
崇拝しますが、
キリスト教のような神とは、
違います。
釈尊は、悟りを開いて
仏陀になりましたが、
神では、ありません。
理屈の上では、我々も
仏陀になることは、
可能だとするのが、
仏教です。
禅宗の場合、
仏に手を合わせて祈る事より
自分が仏として生きる道を
模索します。
禅を基本とした修行を
大事にしています。
曹洞宗の開祖である
道元禅師は、
「坐禅だけでなく、
日常生活も大事である」と
説かれました。
日々の一挙手一投足に
仏性が宿るとされたのです。
料理や掃除の作法から
トイレの使い方まで
生きていく上での「実践」
に重きを置いています。
道元禅師が、大切にされた
日々の生活(仕事や家事)を
日本人は、
黙々とこなし、
人との繋がりを大切にし
自然と共生する生き方を
無意識に実践しているので
自覚せずに遥か昔から
宗教的な行いと心を持ち合わせている。
日本人は
無宗教だと外国人に言われても
気にする必要は、ありません。
さらに、日本人は、
他宗教にとても寛容です。
日本は、仏教と神道、
キリスト教が喧嘩せずに
うまく同居しています。
反対に宗教心に篤いと
言われるキリスト教と
イスラム教の国々では、
宗教間の争いが絶えません。
現在、紛争のない地域でも
治安が良くありません。
社会秩序が乱れているからこそ
人々の宗教への
関心が高いのでしょう。
日本のような安定した社会、
争い事の少ない社会は、
世界の中でも珍しいのです。