ひまってカッコイイ 《マネージャーの最も大切な仕事》
店長をしていたときに読もうと思って挫折した、この本「マネージャーの最も大切な仕事」。ペア読で募集しているのをみて、懐かしい気持ちになり、また手にとってみました。
本の内容をざっくり要約すると、インナーワークライフという、仕事中に体験した出来事をどのように認識したか、どのような感情をいだいたか、モチベーションにどう影響したか、という内的なものが仕事のパフォーマンスに影響するよ、という話。つまり自分の感情や認識で、仕事の質が高くもなるし、低くもなるっていうことですね。
最近、いまいちモチベーションが上がりきらないな……と感じていたので、その原因を見つけるために読みすすめました。それで見つけたのがこの話。
あ、④かもと思いました。いまの職場の人たちはみんないい人ばかりで、一人ひとりをとても尊重してくれます。ただ、最近はプロジェクトのボールを投げきって、一時的に手が空くことが多くて、それが物足りなくて。
というのも、ひまだと余計なことを考えてしまうんですよね。ひまってことは、あんまり頼りにされていない? とか、信頼されていない? とか、もしかして干されている……? とか。上司や同僚が忙しくしていると、余計にそう思ってしまう。
なんだか思考がわるい方に傾いている気がして、これが蓄積するとキケンな気がして、会社にきてくれているカウンセラーさんに相談してみました。
「ちょっと相談があるんですけど、実はひまで悩んでます…!」
「その悩みはレアだね(笑) でも、ひまっていいじゃん! 私は個人で仕事をしているけど、忙しそうな人は余裕がなさそうに見えるから、いつもひまですって答えるようにしてるよ〜」と教えてくれました。
私にとって、ひまだと伝えることはカミングアウトであり、勇気がいることだったのですが、カウンセラーさんの言葉を聞いて、ひまってカッコイイと思いました。
そして、私は自分のことしか考えてなかったな、と気づかされました。カウンセラーさんの「ひまです」という言葉には、相手への気遣いの意味も含まれていますよね。
もしかして仕事を干されている…? と感じること自体が、失礼だったなと。そんなことをする人たちでは、絶対にないので。私の方こそ、相手を信頼できていなかったなと反省しました。
不思議なもので、マインドを切り替えるとスルスルとお仕事がやってきたのでした。しかも、ちょっとおもしろそうな仕事が。きっといま読む本だったんだな〜。