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酷い夢を見た朝は
おはようございます。こんにちは、こんばんは。
”らんま1/2”がリメイクされ、令和に放送されました。
”うる星やつら”よりも、”らんま1/2”の方が好きだったため、Netflixに映し出されるサムネを見つけ、旧アニメファンだった気持ちと、新しいらんまが見たい好奇心が、リモコンの決定ボタンを押させました。
平成が始まったとされる1989年に第一作目が放送されて約30年弱の時を経てリメイクされた今作!中学生みたいな感想ですが、とってもポップカルチャー化されてました!ヴィレッジヴァンガードとかコラボしそうな匂いがします。女同士は結婚できないというところから始まる部分や、どこまでポロリやお色気シーンが、どこまで規制されるのか、、、。
色々な事情や制約の中で、過去作をリメイクされて放送されていますが、単純に地上波で過去作を可変なく流せれるようになればいいのにと、ついつい思ってしまいます。だけれども、こういった切り口で放送することで漫画が重版して、原作者に少しでもお金が回れば……。
そんなことを思いつつも、自分は、昔のやつとか、過去の作品がという気持ちならば、ニュースと同じで見なければいいか、とも思ってます。
実際そうしています。
庵野秀明監督が、宇宙戦艦ヤマトの新作制作の発表がニュースに流れていました。権利をクリアし、制作自体は進行中とのことです。突き詰めた「好き」をビジネスにし、そして歴を重ねて、本当にファンだった作品を自分でリメイクされています。「シン・ゴジラ」に始まり、「シン・ウルトラマン」「シン・仮面ライダー」今回でヤマト。ファンとしてもクリエイターとしてもすごい人です。
(「シン・エヴァンゲリオンが庵野秀明監督自身の過去をリメイクしているかどうか一旦置いておきます。)
このシンシリーズは、単なる庵野秀明監督のリメイクではなく、庵野秀明監督の作家性を、原作の持つ力に混ぜて化学反応を起こしています。
この化学反応が、原作者と監督の両者の作家性とイマジネーションのぶつかり合いが起き、生み出された作品は新しい刺激や体験をくれます。
それは、押井守監督の”ビューティフルドリマー”や”パトレイバー”、宮崎駿監督の”天空の城ラピュタ”もその一種。もしかしたら、かつてVHSで販売されていた”フリクリ”というアニメ作品もthe pillowsの楽曲を原作にした化学反応かも知れません。
私の中では、この年を重ねていくうちにリメイク作品に対するモヤモヤを考えた末、言葉にするとノスタルジーだけではなく、化学反応をリメイクに求めているのだとわかりました。
だが、私はここで間違ってはいけないといつも思います。私のような人よりも、その作品に触れたことのない「はじめて」の人たちにむけて展開していることもあるということをです。
なので、別に私のために、制作されてるものではないということだ。
なので、見たくなければ私1人が、見なくてもいいということだ。
だけれど、もしリメイク(化学反応)要素が心から足りなくなったら、押井守監督の作品を配信で見返したり、映画館でジブリやカラーの作品を見に行くことをおすすめします。きっと、乾きを満たしてくれるでしょう。
どれも忘れた頃に、ブーメランのように自分に返ってきますが、「なぜシーンやフレームをカットするんだ」や、「過去作品が良い!」がという気持ちならば、ニュースと同じで、見なければいいのです。
忘れた頃の自分へ、そんな時はせっかくなのでレンタルして見る、良い機会かもしれませんね。GEOへ歩いていきましょう。
やはり、アニメ業界を去っても、根はアニメ好きみたいです。
そして、見たいようにみんなが、アニメを見たら良いなと思うだけです。