怒りの矛先
怒ると、私はひどく疲れます。
怒りの矛先が私の方に向いていても、やっぱり、疲れます。
そして…怒りからは佳い感情が生まれないことを、身を以て何度も経験しているので、最近は私は怒ることが無くなりました。
とは言え、ムッとする事、ムカッとくることはあります。
でも、飲み込んで表に出さないようにしている…わけではなくて。
①ムッ、ムカッ、の原因を探る。何に対して私は腹を立てたんだろうか、とか。
②原因が分かったら、どうすればこのイヤな気持ちはなくなるかを考える。自分に原因があれば起きてしまったことを悔やむより次は気をつければいい。自分以外のせいなら、私がかぶるしかなかったのかをまず考え、運が悪かったと思えたのならまぁ吉だし、諦めがついてもまた良し。
大抵の場合は、こうして脳内でグダグダ考えていると、いい勉強になったなとか、まぁどうでもいいやとか、ポジティブ思考によりイヤな感情が消えていきます。
では、消えないときはどうするか。
自分は本当に正しかったか、徹底的に振り返ります。まぁザックリなときもあります。
それで、いくら考えても自身の非が不明な際は、ならば自分は悪くない、正しかったのだ、だから何も悪くないんで怒る必要はないんだと思っちゃうことにしています。
理不尽なことって、ありますよね。
そんなときにネガティブになりやすくて、悪い思考にのまれることが多いんですけど、その思考さえも支配しているのは全て、自分自身。
誰か、何かのせいにしたいときはあるけれど、同じような状況になったときに他人は違う行動をとりそれが私の目には羨ましく映って…、、あれ?なぜ私はあの人のようにいられないのだろうと思ったことがしょっちゅうありました。
違いは、私なのか、私ではないか、だけ。
ならば私ではない人の羨ましい行動を、まねしてみようと。私にもできるんじゃないかと思ったんです。
そうして、試行錯誤し、たくさんのお知恵をいただき、出た結論は、私に起こった感情は私が支配(コントロール)して生まれたものだって気付いて。
もちろん、人に影響されることは多々あるでしょう。
けれど基本的には、私達の脳内は私達次第。
私は、それが分かってから
怒っているのは損だし、何より恥ずかしいと感じるようになりました。
怒りの矛先は、無くせる。
そして誰かの怒りの矛先は、実はその誰かに向いている─自作自演?自分に還る?自画自賛?ソウジャナイ、ナンカチガウナ(^_^;)
どんな言葉でもいいんだけれど、
誰かからの理不尽な怒りの矛先は、原則、受け止める必要はなく、流していい。
そう思うと、まだまだ私も精進せねば、と思うのでした。