ルイロペスを指そう①

チェスのオープニング紹介、第2回はチェスで最も伝統のあるオープニング、ルイロペス。別名、スパニッシュ・ゲームとも呼ばれる。
私の得意なオープニングであり、公式戦でも数多く勝利することができた。
オープニングの基本原則(センターの支配、ピースの展開、キャスリング)に忠実で、全ての駒が働くため、盤面全体で戦いが起こるのが特徴。

1. e4 e5 2. Nf3 Nc6 3.Bb5

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ルイロペスの出だし。狙いはビショップでc6のナイトを取って、e5のポーンを取ることである。ここでは、3.Bc4(イタリアン・ゲーム)、3.d4(スコッチ・オープニング)、3.Nc3 Nf6(フォーナイツ・ゲーム)も有力。

3...a6

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ここでは、3...Nf6(ベルリン・ディフェンス)も有力。2000年の世界選手権、クラムニクvsカスパロフにおいてクラムニクが連採し、王者奪取の原動力になったため、一躍有名となった。

4.Ba4

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ここでは、4.Bxc6(エクスチェンジ・バリエーション)も有力。
ただし、4...dxc6に対し、5.Nxe5は成立しない。
5...Qd4または5...Qg5でポーンを取り返される。

4...Nf6 5.0-0 Be7

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ここでは、5...Nxe4(オープン・バリエーション)も有力。
5...Be7の局面はクローズド・バリエーションと呼ばれている。
以下は6.Re1とeポーンを守る。戦いが起こるのはまだ先になりそうだ。


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Hiromasa Saito
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