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ウチのカメラさんたち 9

本日は連投。

Konica HEXAR です。
(コニカ ヘキサー)

コンパクトじゃないコンパクトカメラです。

普通にAFレンズシャッターカメラでいい気もしますが、当時コンタックスT2などの高級コンパクトカメラが流行していた時期で、価格帯やその明るいレンズのおかげでそのカテゴリに入れられています。

某カメラ雑誌では「ハイパーコンパクト」という言葉が作られましたが、普及はしなかったようで。

何しろボディサイズはM型ライカに近しいもので、
後継機はライカMマウント互換のHEXAR RFになります。

レンズはズミクロンを目指した、いや越えることを目指したヘキサーレンズ35㎜F2.0。

もともとはF1.8で設計したともいわれています。

撮影モードは絞り優先可変プログラムと絞り優先オート、マニュアルです。
マニュアルモードではスポット測光になります。

発売されてすぐ購入したもので、当時コンタックスT2とすごく悩んだのですが、こちらにしました。

という決め手はサイレントモード。

動作スピードを抑えることの代償に動作音を小さくするモードで、スナップショットの現場である街の雑踏の中では撮影者自身すら撮影できたか心配になるほど(笑)

遅くなるAFはマニュアルフォーカス設定で3mに、
あとは絞りを絞ったプログラムモード一本で、
軽快に撮影可能。

よく言われるのがシャッタースピード。
最高速は1/250
これが遅い、1/1000つけろとか言う人がいますが、
モーター駆動のレンズシャッターでは1/1000出ません(笑)
大口径レンズなのでレンズシャッターが大きくなり、この速度が限界です。

同じレンズシャッターのビッグミニはじめ、
高品位コンパクトカメラのシャッターの最高速はいくつだかご存じですか?
1/350であるものが多いです。
高級コンパクトカメラ含め、一部では絞り値がF8とかF11以下とか限定条件でもう少し高速になるものもあります。

中判、大判のカメラのレンズシャッターでも最高速は1/500、一段早いだけです。絞りが開けられても一段なわけです。

1/250という数値はわたしは頑張っていると思います。

不満ならHEXAR RF使いましょう。あちらはフォーカルプレーンシャッターで、1/4000出ます。
ライカの大口径レンズ使ってもかなり絞りが開けられますよ(笑)

このカメラには35㎜F2.0が一本、交換はできない。
そのレンズのために作られたカメラのようなもので、唯一無二。
カメラは余多の数あるので、好きなもの使えばいいのです。

Konica の文字があるところはテープ張り
見出し画像では全部入れられなかったのでこちらで。
フラッシュ外付けだったのも決め手だったかな。

日付入れないのでデータバックはない方のモデル。

購入後、今はもうない横浜のコニカのサービスに持って行って機能拡張してもらいました。
赤外線フィルム使用時のピント補正機能とかいらない機能もありますが、やっておいてよかった。

コニカ ヘキサーにはこの後シルバーモデルが出ますが、サイレントモードは搭載されておらず、
その後も限定モデルがいくつも出ますが、
このブラックボディのモデルが完成度高い。

このカメラとフィルムを20本以上を持ち歩いて撮影していたあの時。

今そんなことしたら破産する。(笑)

数年前、シャッターが切れなくなって修理しました。正直、修理できるとは思わなかった。
ケンコー・トキナーさんありがたや。
(修理業務を引き継いでくれています)


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