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ウチのカメラさんたち 5

いつまで続くのか?
フィルムコンパクトカメラ。

今回はOLYMPUS μ パノラマ
(オリンパス ミュー パノラマ)
です。

エルゴノミクスデザインでちょっとかわいいコンパクトカメラ
オリンパスミュー初代のマイナーチェンジモデルです。

名前からわかるようにパノラマ撮影ができるように機能追加されました。

フィルムの一コマの半分くらいを無駄にする機能なので、わたしは使いません。

ラボマシンを導入している写真屋さんに当時聞いた話では、「普通に撮ったフィルムでもパノラマプリントができるので普通に撮った写真をトリミングするのもありだと思うよ。」とのこと。
たしかにフルで撮影して、トリミングを意識しての撮影とか、たまたま上下切った方が面白い写真になるとかそういうのならいいかもしれない。

この35㎜フィルムのパノラマ撮影はのちにアドバンスドフォトシステム、略して「APS」のフォーマットにもパノラマサイズのAPS-Pとして継承されるが、じつはAPSフィルムは撮影時はすべてハイビジョン比率のAPS-Hで記録される。

カメラの切り替えレバーでフィルム上の磁気記録部分にAPS-HかAPS-PかAPS-Cであるかが記録され、ラボマシンで読み取り、
カメラが指定したプリントサイズでプリントされるだけなのである。
左右か上下をトリミングするのである。
APS-Hがフィルム上の画像に対してフルサイズである。

35㎜フィルムでのパノラマなら上下の画面に分けて2カット撮影できるとかした方がよかったのにと当時思った。

35㎜フィルムでフィルム幅を目いっぱい使ってパノラマ撮影をするなら、
フジのTX-1・TX-2というカメラがあります。ハッセルブラッドにもOEMモデルがあったはず。

ほかにもブローニーフィルムのカメラに35㎜フィルムを入れてパーフォレーションまで画像が入るパノラマ撮影をする技法もあるし、マミヤ6MFのように公式でそういう機能があるカメラもあります。

パノラマ撮影の話をしてしまいましたが、そういうものに比べればお手軽なだけで、
わたしにとってはうれしい機能ではなかった。

ただ、使っていたカメラの後継機に機能が備わっていた、それだけです。

ボタン類がゴールドに塗装され、金ぴかではなく
ちょっといぶし金のような地味目なゴールド。
フロントレンズ下の印字もゴールド。
フロントカバーのロゴもゴールドだったと思うが、初代ミューより文字が消えやすい。
薄くなってしまって元の色を忘れてしまうほどだ。

基本機能はそのまま。
裏蓋にパノラマ切り替えスイッチがあり、
強力小型マグネットでマスクをはじいて通常撮影、パノラマ撮影を切り替える。
パノラマ撮影時はスイッチの横の窓に黄色地で文字が出るのでわかりやすい。

背面 パノラマ撮影モードにしています。
テプラのネームはぼかし入り(笑)
うっすら読めなくもない(笑)

そういえば、ライバルのビッグミニにはパノラマ機能はついてなかったと記憶する。

フジは対応していたが、ラボ機が対応していないと途中切り替えパノラマに対応できなかった。

オリンパスが世界初の途中切り替えパノラマ撮影機能を搭載したIZM220を発売しようとしたが、DPEが対応できておらず、発売が延期された逸話もある。コニカは途中切り替えパノラマに対応するのは嫌だったのかな?(笑)

しかし初代ミューが壊れたわけではないのに何でわたしはこのカメラを手に入れたんだろう?

それも複数台持ち(笑)

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