ウチのカメラさんたち 22
SONY α350
ソニー アルファさんびゃくごじゅう?
わたしは「さんごーまる」と呼んでます。
あれ?もしかして初デジタル一眼レフ登場かしら?
いま流行りのミラーレス一眼カメラのαではなく、
一眼レフ時代のソニーαです。
わたしてっきりミドルクラスのモデルと思っていたのですが、
当時のネット記事等を見るとエントリークラスのカメラだとか。
当時のエントリークラス最廉価モデルはα200で、
その上位モデルである。
が、わたしの記憶ではその間にα300があって、
その画素多いバージョンがα350だったという認識でした。
最上位モデルがフルサイズのα900で、ハイアマクラスにα700でミドルクラスじゃなかったかな~?
と思ったら、α550があった。
デジタルになってから、どうも機種のポジションがよくわからなくなっています。
それはさておき。
この時代のソニーαは、カメラ事業を引き継いだミノルタαの色味が残っていて好みではありますが、
レンズなんかはまんまミノルタ時代のものをソニーブランドに変えただけのものもありました。
このα350はミノルタ時代と違う感じであるようなないようなカメラではありますが、
機能的に新しいものを取り込んできました。
「ライブビュー」でありますが、
ミラーレス一眼が人気の昨今では目新しい機能ではなく、最近の一眼レフでも普通に採用されている機能です。
が、このαのちょっと違う点は、ミラーアップをしない「ライブビュー」であることです。
一眼レフのかなめのペンタプリズムは廉価なペンタミラーでありますが、
このペンタミラーの一部を可変させて、
ライブビュー用のセンサーに光を導きます。
液晶モニタに投影されるのはファインダースクリーンを透過してきた光です。
同じタイプの一眼レフはオリンパスのE-330、こちらもファインダー光学系より専用のセンサーに光を導くスタイルです。
これのメリットは、ミラーが上がらないのでオートフォーカスの光学系はそのままで、当時は激遅だったコントラストAFではなくて、位相差AFが使える事でした。
また、ミラーアップしてメインセンサーに光を導くタイプのライブビューは撮影時に一回シャッターを閉じてミラーをダウンさせてからもう一度ミラーアップから始めるのでわずかにタイムラグがあります。
α350の方式だと普通に撮影するようにミラーアップから始まるので体感速度はファインダー撮影と変わりません。
わたしはこのカメラで最初にライブビュー撮影を体験しているので、他の一眼レフのライブビューはちょっとイライラします(笑)
操作系は確かにミノルタαの廉価モデルと同じ感覚ではあります。
フィルムカメラのミドルクラスのようにダブルダイアルじゃなかったり、設定状態がわかりやすいダイアル中心ではない操作性にはちょっと戸惑いがあります。
センサーサイズはAPS-C、光学ファインダーもこの時期よくある遠くにあるファインダースクリーンを見ている感じ。
ボディ内手振れ補正があるので、レンズを選ばない。ミノルタα時代のレンズがたくさんあるが、
それらも手振れ補正してくれる。オールドレンズが流行っているようだが、ミノルタAマウントの古いレンズが使えるのはメリット。
そしてセンサーはCCD、この時期α550より上位機種にはもうCMOSセンサーが投入されているので、ちょっと古めかしいかもしれないが、CCDセンサーとしては画素数の多い14.2メガピクセル。
わたしがα350に決めたのはこの点もある。
高感度はさほど使えないが、日中の撮影では特に困らない。
ただ、ミノルタαレンズをフル活用するにはフルサイズが欲しいところ。
α900の中古価格が気になっている。
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