ウチのカメラさんたち 18
PENTAX MV1
ペンタックス えむぶいわん
とわたしは呼んでいますが、
間違っているかしら?
ペンタックスMシリーズの最廉価機種。
絞り優先オート専用機。
とは言っても、マニュアルモードというか、
「100X」(1/100)と「B」というモードがある。
「AUTO」ポジションはそのままオートでの撮影。
絞り優先オートなので、
シャッタースピードはカメラが制御する。
「100X」と「B」はメカニカルシャッターで、
電池が切れても撮影は可能。
1/100って、「写ルンです」みたいなものですね。
もっとも絞りは選べるし、ピントは自分で合わせなきゃなりませんが。
元になったペンタックスMEに対してコストダウンのためにいくつかの変更点がある。
モードセレクターダイアルにロックボタンがない。合わせてL(シャッターロック)ポジションがない。
露出補正ダイアルがない。
(しかし隠れ機能?として露出補正は可能)
フィルム送りインジケーターがない。
ファインダー内の表示も簡略化され、
露出オーバーだと赤色LED、
適正露出だと緑のLED、
シャッタースピードが1/30以下になると
手振れの警告で黄色LEDがともる。
その時の絞りに対してのシャッタースピードは表示されなくなっている。
かわりにMEにないものがあって、
専用ストロボ接点がアクセサリーシューに追加されていて、専用ストロボの電源が入っていると、
オートでも1/100にセットされる。
ファインダー内にも充電完了を示すLEDが点灯する。
それまでは「アサヒペンタックス」だったブランド名が、
このカメラから「ペンタックス」になったそうだ。
だが、ブラックボディのペンタ部のPENTAXの上に「ASAHI」の刻印が残っている。
クロームボディにはない。
ブラックボディのみだった記憶があるんですけど、カタログとか見るとクロームボディも売られてたみたいです。海外専用かと思ったのですけど。
でも、ブラックボディの比率が圧倒的に高いので、もしかしたら海外用を後から売ったのかもしれません。
隠れ機能?露出補正のやり方。
巻き戻しクランクを引き上げます。
(裏蓋を開けちゃわないように注意)
今画像で「400」の上にあるオレンジの指標を設定感度に合わせます。
(この状態では感度400の設定済み)
内側のダイアルはギザギザがついてて指の腹で回せます。
合わせたら感度ダイアルを持ち上げて補正したい分だけ回します。
(内側のインジケーターを回してもだめですよ、
これは元の感度を覚えておくためのようなものです)「+」と「ー」の左右にあるオレンジの点はそれぞれ「+1」「+2」「ー1」「ー2」を表しています。
設定感度に近い方が「1」で遠い方が「2」ですね。
補正が終わったら元に戻すのを忘れないように。
あらやだ、これだと1/3ステップの補正ができちゃうわ!(笑)
この時期のペンタックスの一眼レフは1ステップごとのカメラが多いのです。
ただし、裏蓋開けちゃうリスクが伴う機能です。(汗)
この時代はエントリー機種は絞り優先オート専用機が主でした。各メーカー定価4万円クラスのモデルを出していましたね。
で、通常運行でわたしは複数台持ち。
・・・・実はこの2台だけじゃなかったりするのは内緒にしておきたいところ。(汗)
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