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信念の反芻

明けましておめでとうございます。

今年は年男。牛歩戦術ならぬ、牛飛戦術といきたいところです。


昨年は本当に人類にとって、まさに「緊急事態」が起こりました。

人、モノの移動が制限される一方で、情報とお金の流れは新しい動きが見えてきました。ビジネスにおいても、航空、飲食、旅行、重工業など、対面、接触、移動を伴うもの、万人受けするものは危機的な状況に陥りました。

一方で、日本電産、ユニクロ、ニトリなどの大企業のようにリスクを分散し、多品種少量生産の仕組み化を極限まで研ぎ澄ませる会社は元気でした。中小企業でも、ネット、AI,クラウド、小商圏、専門性の高いものは、業績を伸ばしました。

今年に入り、コロナウイルスの感染拡大が収束するかはまだ分かりません。

今までのビジネスのやり方が通用しなくなる中で、結局、これからどうしていけばいいのか?その答えは誰にも分からない。世界中の人が、見えない「不安」に苛まれています。いつ収束するか、仕事は続けられるのか、会社は存続できるのか、不安でしかない。解決の糸口が見えない。誰かに、何かにすがりたいという空気が蔓延してきています。

そんな中、より「本物」が求められると思います。

似たような商品・サービスは他社との違いを出せずに埋もれてしまいます。人が、会社、サービス、人に対して、「本物」だと思うためには、信用が必要です。

信用を得るには実績が必要。目に見える数字と、信用に足る人と世界観が必要です。そのためには、多くの人を共感させる言葉の力が必要になります。経営者であれサラリーマンであれ、自分自身が社会というキャンバスにどんな絵を描いていきたいのか、考えていきましょう。与えられた職場・役割で、日々リーダーシップマインドを持って行動していきましょう。

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今年は丑年ですが、どんなものになるでしょうか?


牛(丑)は、十二支の第二番目ですが、十二支の選定と序列について、朱熹は動物の日々の活動時間から決められたとしています。23:00から1:00は子の刻で、鼠は最も活発に動き回ります。1:00から3:00は丑の刻で、牛が反芻する時間です。1日の反芻時間は6~10時間で、1分間に40~60回もかんでいるらしいです。すごい!


その一連の変化があった鼠年を考えるならば、丑年の今年はまさに反芻。コロナウイルスを通して、人間の生き方・働き方を反芻する一年になるでしょう。脱兎のようなスピード社会の中で、牛歩のごとく、一歩一歩着実に結果を出すことを考えていきましょう。

この混沌とした2021年を乗り越えるためのキーワードは、「信念の反芻」です。

それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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